世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

気付けば夜

2015年03月21日 23時03分17秒 | Weblog
昼過ぎまでどっぷり寝た。
よく寝た。


「サリシノハラ/47」(嶽本野ばら)読了。




アイドルグループ「47」でギタリスト兼センターを張る女の子・砂吏(サリ)のお話。アイドルには疎い私でも描写や呼称について丁寧に書かれているのですらすら読めた。また、アイドルグループのトップに上り詰めた女の子の心理描写をここまでリアルに書ける野ばら先生の力量に感服。
砂吏の一人称で物語は進む。10代後半の女の子はこんな難しい言葉使わないよなーとたまに気になったのだが、それは嶽本文学の特徴であるので、そういう部分もいとおしく思えた。

男の子(篠原くん)との思い出と彼に貰ったギターだけを心の支えにして、大人の欲望にまみれた汚い世界を生きていく砂吏。
アイドルというとか弱いイメージがあるのだが、実に逞しく描かれていた。
そして篠原くんも、もう遠いところに行ってしまった砂吏をいつも精一杯守っている・・・そんな健気な関係性が心の奥底でキュンキュンと唸った。恋愛物としてカテゴライズするにはあまりにも尊く清い関係性である。魂の双子・・・嶽本先生は、そういうものを紡ぎだす天才だと思う。

試し読みができる

http://comicaloid.jp/sarishi_47/




すっぴんでごろ寝をしながら読んでいて気付けば夜。
今日が晴れていたのか曇っていたのかもよく分からぬ。
洗濯も掃除もし損なったというかやる気が起きなかった。

妹・芋子から電話があり、おしゃべり。
仕事と結婚・引越しの準備で大変らしい。
芋子、ガンガレー!

充電終了。
明日はお出かけしましょう。










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