世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

就職戦線から16年

2015年03月25日 23時14分23秒 | Weblog
昨日の件は、朝一で人事部長と人事部女子で決着をつけ、いよいよ新卒研修の本格的な準備を始められた。
研修の配布物の確認などをし、平行して支払いの締めも行う。
明日は試着会の会場設営と個人情報保護法の講義のリハーサルを行おう。

会社に面接を受けに来る学生さんの姿を見るようになった。
当たり前だが、みんな若い。ナウなヤングである。
大卒予定の子だと16歳も年下ということになるのだろうか。
一様に不安げな面持ちをした彼らには、できるだけ笑顔で接するようにしている。


私が就職活動をしていたのは1999年1月から6月半ば。時代は就職超氷河期だった。
リクルートスーツに身を包み、
電車内で黙々とSPIを解き、
葉書を投函して会社案内をゲットし、
履歴書を書きまくり、
会社説明会の予約を取り(チケットぴあ並み)、
路線図を片手に会社訪問をして面接を受け続け、
講義の合間、学食でスーツ姿の友達と就活の進捗を話しあう。
「あいつ○○の二次面接まで行ったんだって」
「ええ~。俺なんて持ち駒全部パァだよ」
・・・そんな毎日だった。

リクナビなんてなかったので、手書きや電話の作業が多かったように思う。
会社案内を隅々まで読んで、重箱の隅にある会社の美点を虫眼鏡で100倍にし、それを織り交ぜながら志望動機を完成。

そんなこんなで掴んだ内定ゲットの結果、今がある。

自分に有利かではなくて、好き、もしくは耐えられるかという判断基準を重視した結果の今。
時々悪態を吐きたくなるときもあるけれども、自分で選んだ人生。
今のところ後悔はない。
妥協はしてこなかったはずだし、これからもしないようにしたい。

仕事のみならず、人生を考えたとき、一時の快楽に溺れた挙句、あとで惨めな人生を強制されるようなことは絶対に回避せねばならぬ。ずっとそう思ってきた。そのためには、自分に素直に、自分のなりたい像を心に描いて努力・実行してきたつもりだ。

このままのテンションで走り続け、棺桶に入るときに「これで悔いなし」と言えるようにするためにはどうすればいいのか、模索の毎日だ。切磋琢磨、質実剛健。

毎年、就職活動をしている子を見ると初心に返る。
心が浄化される・・・。


今日は退社後、池袋へ。
今週末、誕生日を迎えるクマパパのプレゼントを買いに池袋を徘徊。
クマパパは私が上京する際、反対しなかった。両親の自由な教育方針の下、私はいつも好きなことを選択し続けられてきた。

そんなクマパパが喜びそうなものとは何だろうと考えながら物色。
ようやくゲット。
クマパパ、喜ぶかな。


夕御飯は喫茶店・伯爵の海老ドリアセット。



毎日疲れるなーと思いつつも、そんな自分がけっこう好きだったりすることに、ドリアを食べながら気付いた。
リクルートスーツに身を包んだ就活中の自分を裏切ってはいけない・・・そう思いつつ、食後の一服。


明日も頑張ろう!!