クアトロのおすすめチーズは、イタリア・トスカーナの“ブリッロ”。
トスカーナ名産のペコリーノ(羊乳チーズ)をやはりトスカーナの名産キャンティと云う赤ワインにひと月ほど漬け込んだ酔っぱらいチーズ。
第二次大戦において、ドイツ軍の略奪を逃れるために、チーズをワインの樽の中に隠しておいて、後から取り出して食べてみるとこれがなんとも美味しかったと云う由来のあるチーズだ。
しかし、チーズをワインの樽に隠していたと云う証拠はないし、実際にそれを見ていたと云う証人もいない。
クアトロの父も見ていたわけではない。
そのような、証拠のない由来のあるチーズは、決して評価されるものではなく、しかもそれを自慢げに紹介するクアトロはいかがわしいものだ。
よって、クアトロのおすすめするチーズは全ていかがわしいのである。
それでも食べたい方に、証拠のない由来と一緒にこの“ブリッロ”をどうぞ。
キャンティも用意してあるクアトロです。
キャンティが用意してあるという証拠はあります。
クアトロには、色々な変わったチーズが揃っている。
それでも、食べたことのないチーズを注文するのは、勇気のいるものだ。
と云うことは、クアトロでチーズを注文しないと云うことは臆病者だと云うことになる。
羊のチーズを赤ワインに漬け込んだ“ブリッロ”、これは珍しい。
牛乳と羊乳から作ったクリーミーなチーズ“グッチョ”、これも珍しい。
イタリアを代表するブルーチーズ“ゴルゴンゾーラ”、その中でもピカンテと云う辛口のゴルゴンゾーラだ。
スイスの山の中で作る“コンテ”も18ヶ月熟成は味わい深い。
今が旬の山羊乳のチーズ“サントモール”は食べ頃だ。
臆病者と云われたくなかったらクアトロでチーズを食べよう。
※写真と今日のチーズとは内容が異なります。