ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

150周年記念ワイン

2009年11月27日 | ワインの話

_s フランス・ブルゴーニュ地方は特別な地層を持っている。大昔からの地殻変動の繰り返しでモザイク状に土質が変わる。ワインの畑は隣合っていてもそのブドウの出来が変わる。そしてブルゴーニュではかたくなにピノ・ノアールというブドウにこだわり、ピノ・ノアール単独品種でワインを造る。単一品種がゆえにブルゴーニュのワインはその年のブドウの出来不出来に作用されやすい。
ブドウ栽培農家も畑が細分化された小作農家からなりたっている。
それらの条件のためにブルゴーニュのワイン選びほど難しいものはない。
何年にどこの畑で出来たブドウを誰が醸造したか。その組み合わせの数だけワインのレパートリーがある。
色々な畑のブドウからなるべく均一なワインを作ろうとするのが、ブルゴーニュのネゴシアン(酒商)である。有名ネゴシアンのものは、ブルゴーニュ・ワインでも当たり外れが少なくなるという訳だ。
大手ネゴシアン・ルイジャドが150周年記念のワインを出した。各地の一級畑のブドウをブレンドした特別のワインである。
クアトロ新着の「ルイ・ジャド150アニバーサリー・ブルゴーニュ・ピノ・ノアール2007」では、ボーヌ・ヴィラージュ、ボーヌ・プルミエ・クリュ、モレ・サン・ドニ1erクリュ、ポマールがブレンドされている。
「ボーヌの華やかな香り、モレ・サン・ドニからのしなやかな酒質、ポマールのエネルギッシュで骨格のある力強さを感じさせてくれる」とルイ・ジャドのパンフレットに紹介されている。
さて、クアトロでこのブルゴーニュ・ワインの新しい試みを試してみよう。
グラスワイン¥800で今日から発売。

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