ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

広田湾産牡蠣

2007年10月26日 | 食材の話

Photo 岩手県広田湾の牡蠣は美味しい。牡蠣が美味しい季節を迎え、クアトロには広田湾の牡蠣が登場している。
広田湾の牡蠣は市場ではワンランク上の扱いを受けている。広田湾産と表示があれば、まずハズレはない。信頼も厚いブランドになっている。
十数年前「森は海の恋人」(畠山重篤著)という本が評判になった。美味しいカキを養殖するには、河の上流の森林の恵みが重要だ。美味しい牡蠣を作るために植林運動を始める経緯を語った本だ。今もこの運動は各地に広がり成果を上げている。
牡蠣の養殖から始まり、漁業全般から日本の食文化へと問題は深まる。今年も美味しい広田湾の牡蠣を見ると、一人の行動が大きな力を生むのだなと感心させられる。
※広田湾産牡蠣、一個300円で発売中。生でも焼きでもお好みでどうぞ。

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東京タワーと赤玉ポート

2007年10月25日 | 個人的な話

S 昨日はDVDで「東京タワー/オカンとボクと時々オトン」を観た。ちょうど、クアトロの父世代の話で感慨深いものがあった。作品としては、樹木希林や内田也哉子などが素晴らしく評価される作品だと思う。
そう云えば最後に東京タワーへ登ったのは、いつのことだっただろうか。僕の子供の頃は、東京タワーに登ったことが自慢だった。僕のいとこは東京タワーを階段で登ったと自慢していた。本当に階段で登れたのだろうか。いまだに疑問ではある。今の人は東京タワーに登ったことがない方が、都会人っぽいと思っている風潮がある。
映画の中で、時代感を表すかのように、オカンの働く小料理屋に赤玉ポートが出てきた。そうだったなと思う。昔はワインと云えば赤玉ポートのことだった。僕の家にも赤玉ポートが大事そうに食器棚の中に入っていた。ちびりちびりと母親が飲んでいた。小学生の頃、母親のいないすきにこっそりと飲んだ記憶がある。トロッと甘くてとても美味しかった。今はポートワインとは表示できず赤玉スイートと云うらしい。今飲んだら、どんな味がするのだろう。興味をそそられている。
秋の夜長、食後酒でも飲みながら、昔話も楽しいと思う。

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トウニーポート

2007年10月24日 | ワインの話

Photo 食後にトウニー・ポート30年はいかがだろう。クアトロで販売を始めた。
ワインと料理を一通り楽しんだ後に締めくくりとして甘いものが欲しいが、デザートは重い。そんな時は、ポートワインだと思う。
ポートワインは糖度を残してブランデーを加え発酵を止めたアルコール度の高い赤ワインだ。酒精強化ワインと呼ぶ。
しかし問題なのは、締めくくりのはずが、美味しいポートは後を引いてしまう。気づくとポートを何杯かお代わりをしてしまい、へべれけになる。そこは、大人の決断が問われるところだ。
昔の話だが、とあるレストランで、食後酒にポートワインはいかがですかと、メニューに書いてあったので、「何のポートワインを飲ませてくれるのですか」と聞くとルビーポートだった。興味を示さないでいるとあわてて、トウニーポートを勧めてきた。お客様を見てからポートを選ぶのかもしれない。ルビーポートは若いのが魅力でそれも良いのだが、料理に使った方が良い。トウニーポートはそのルビーポートを長期熟成して、ブレンドを繰り返したりして作る。それだけ味わいは複雑で余韻が長い。食後酒として、美味し物をいただいた余韻を楽しむのにはトウニーポートだと思う。さらに、単一年度のブドウだけを長期熟成させるビンテージポートも楽しい。しかし、価格は驚くほど高い。生まれた年のビンテージポートなども楽しめるのも魅力ではある。
クアトロでは、お客様を選ばずトウニーポートをお奨めします。

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クズマーノ三兄妹

2007年10月23日 | ワインの話

Photo クズマーノ三兄妹がクアトロで大活躍している。出身はイタリア・シチリアである。クズマーノがシチリアで初めて瓶詰めを行ったのは2000年のことだ。先日、クアトロに新しいクズマーノのビンテージが届いた。2006年の白ワインだが、まだ初ビンテージから6年しかたっていないことになる。しかしすでにこのワイナリーの実力は多くの人に認められている。
この奇跡のような躍進を遂げたクズマーノの教育方針はただ一つ。「自然に逆らわずシンプルにワイン作りを行う」ことだという。クズマーノはシチリア島のあちこち8箇所に畑を持っている。それぞれの畑に適合したブドウ作りをし、出来上がったブドウの個性を大切にしたワインを作る。ただそれだけのことだという。
スパルタ教育は良いのだが、本人の実力以上の負担をかけ、挙げ句は反則でも何でも勝てば良いみたいな教育を受けたどこかの三兄弟とは大違いである。ワインで云えばブドウの出来以上の価格で販売し、違法行為をしてでも売れれば良いみたいなものだろう。
クアトロでは、兄の「アンジンベ」には、カルパッチョやアクアパッツァを担当してもらっている。国際的品種シャルドネとシチリアの土着品種インソリオをブレンドした白ワインだが、ふくよかな酸がやさしく魚介の味を包み込む。
弟の「シラー」には、シチューなどの濃厚な味付けの料理を担当してもらっている。シラーの個性が充分に活かされた赤ワインだが、肉などのスパイスを効かせたい料理にシラーは良く合う。
末の妹「ロザート」には、焼き魚からクリーム系の料理まで幅広く担当してもらっている。フルーティーさと爽やかな酸が特色のロゼワイン。料理が引き立ち、さらに華やかな印象に変えるワインである。

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松阪復活

2007年10月22日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo クアトロ赤靴下団の松阪が復活した。
フェンウエイパークのビックモンスターにも負けない分厚さを誇るクアトロの松阪牛のシチューが帰ってきた。帰ってきたといっても、赤福ではなく、新たに仕入れた松阪牛がシチューとなってクアトロの裏メニューに帰ってきた。
合わせるバッテリーはシチリア・クズマーノ社の赤ワイン・シラーである。果実味も濃厚でスパイシーな味わいにパワフルな厚みのあるコクが松阪を好リードする。
日本流にお箸でも食べられる柔らかさである。フォークに頼らずに直球勝負なのである。
クアトロ・松阪牛スネ肉のシチュー¥2400で限定発売中!

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