国道6号線を下って、はるばる遠くまでワインを買いに出かけた。そこの酒屋はすごい品揃えである。わざわざ出かける価値のある酒屋だ。ただ、店主には一癖ある。
店主「お店のワインの動きはどうだい」
新しいワインを一生懸命物色しているクアトロの父は店主に捕まった。
店主「これは、新しく入れたんだけど中々良いよ」(写真のワイン)
クアトロの父「そうですか、ありがとうございます、買わせていただきます」「ところで、今年のボージョレヌーヴォーの出来はどうですか」店主はヒマそうなのでひとくだり述べさせてみることにした。
店主のエンジンがかかった。色々と説明をしだした。
やっと話が途切れたので、クアトロの父「うちは今年、ヌーヴォー売るのをやめようかと」「どうせ売るなら樽でもやろうかと思ったのですが」これらの発言は大きな失敗だった。
店主「ヌーヴォーというものは、お客様にワインを知ってもらうチャンスなのだから儲けを考えずに宣伝のつもりで売りなさい」「しかし、樽で売るなどと云うのは大きな間違いだ」「なんたらかんたら」
クアトロの父『悪うございました』『私が間違っていました』『そんなに怒らないで、こっちは客なのに』
久しぶりに説教をされたクアトロの父だった。でも、勉強になりました。また6号を下って伺います。