ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

初夏のデリス・パパイヤ

2020年06月28日 | チーズの話

フランス・シャンパーニュに、ブリヤサヴァランと云う贅沢な白カビチーズがある。
ブリヤ=サヴァランとは、ナポレオンの時代に大臣を務めていた有名な美食家の名前。
美食家の名前をもらったこのチーズは、白カビチーズに生クリームを練り込んだスタイルのトリプルクリーム。
味わいは、まるでケーキのよう。
そのブリヤサヴァランにさらにドライフルーツのパパイアをあしらったのが、“デリス・パパイヤ”。
ブリヤ=サヴァラン氏は、著書「美味礼賛」の中で「デザートにチーズが無いなんて、片目を失った美女のようだ」と書いている。
今では、大臣の発言としては、セクハラ発言と問題になりそうだが、このデリス・パパイヤがデザートに出れば、きっと大臣も満足だろう。
初夏のクアトロで、デザートにデリス・パパイヤとスパークリングワインは、美味礼賛。

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