ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

クアトロ・アラート~マール・ド・ミュスカ

2020年06月08日 | チーズの話

フランス・アルザスからやって来たウォッシュ・タイプのチーズ“ヴィニョロン・マール・ド・ミュスカ”。
アルザスのウォッシュと云うと“マンステール”が有名。 
マンステールは修道院で作られるが表皮がとても臭い。 
日本のクサヤのような臭い。
しかし、中のチーズはとても濃厚なミルクの味わい。 
修道院で作るだけに、苦難を乗り越えてこそ得られる悦楽を思わせるチーズだ。
マール・ド・ミュスカは、マンステールと同様に作るのだが、ミュスカと云うワインの蒸留酒マールで表面を洗いながら作る。
マンステールと違い香りも楽しめる、華やかな味わいのチーズ。
修道院でなく、おしゃれなチーズ工房で作られたチーズでパッケージもおしゃれだ。
このチーズに日本酒の“ひと夏の恋”を合わせてみる。
すると、苦難を乗り越えることもなく、悦楽に溺れる危険がある。
クアトロ・アラートの発動だ。

 

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