ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

美味しい秋~キャンティ・クラシコ

2018年10月15日 | ワインの話

ボトルの首部分に巻かれたテープに黒い雄鶏のマーク、これがキャンティ・クラシコの証となる。
この黒い雄鶏には有名な言い伝えがある。
シエナとフィレンツェが互いの領土争いを繰り返していた中世時代、日の出を告げる雄鶏の鳴き声とともに互いの国を出発し、出会ったところを国境にしようと取り決めた。
シエナが普通の雄鶏を選んだのに対し、フィレンツェは黒い雄鶏を選んだ。
さらにこの黒い雄鶏にはわざとえさを与えず、お腹を空かせたまま夜を過ごさせた。
その結果、空腹のために日が昇るずっと前に時を告げたこの黒い雄鶏。
そして、かなり早くに出発をしたフィレンツェの騎士がシエナの騎士が出会ったのは、シエナ側にずっと近いところだった。
こうしてフィレンツェは黒い雄鶏のおかげで自分たちの領土を広げたと云う。
その黒い雄鶏をフィレンツェの銘酒キャンティ・クラシコのシンボルにしている。
しかし、黒い雄鶏が早くに鳴いたと云うのを誰が証明できるのかが大いに疑問だ。
後日、このように国のシンボルにしたり、言い伝えの話を作ったりとどうもやましさが窺える。
そのあたりの詮索を秋の夜長にクアトロでいかがだろう。
本日は、秋の赤ワインをコースで飲む企画のメインがキャンティ・クラシコ。
特別なキャンティ・クラシコをグラスワインで楽しめます。
仙台牛サーロインのステーキでも合わせて飲むと、これがコケケッコーである。







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