ワシントン州のコロンビア・ヴァレーの上流にワラワラ地区がある。
広大な土地の内でも特に水の豊富なオアシスのような土地。
昔、北米インディアン達がこの土地をワラワラと呼ぶ。
ワラは水の意味。
ワラワラとは水がたくさんという意味の土地だ。
やがて、開拓者たちは、この土地をインディアン達から取り上げ、牧場を作っていったのだろう。
そして現在ではワラワラには多くのワイナリーが並ぶ。
ワラワラのワイナリーツアーもカリフォルニアのナパやソノマと同様のようだ。
そのワイナリーのひとつに、クアトロが今回取り上げた“ウォーターブルック”のワイナリーがある。
ワインの評価雑誌などでは、常に評価の高い作り手である。
開拓者であるワイナリーながら、その作り方はとても堅実である。
白ワインなども、樽熟にたより過ぎずに爽やかな酸を活かした日本人好みな繊細な味わい。
赤ワインもヨーロッパスタイルの奥行きのある作りである。
インディアン達には、申し訳ないが、クアトロでこの豊かな土地の恵みをいただこう。
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