原作も読み、万全の態勢で「ダ・ヴィンチ・コード」の上映を待っていた。しかし、劇場へ足を運ぶことはかなわず、昨日DVDレンタルでの鑑賞となった。結果、劇場へ足を運ぶほどのものではなかったというのが、率直な感想だった。原作自体が、映画の脚本のような作りで、この映画化は難しいだろうとは思っていたが、案の定原作に忠実にならざるを得ないものだった。トム・ハンクスを使ったり、ジャン・レノを使ったりと映画会社の営業優先の作りも見え見えだ。ラストだけ、次回の「天使と悪魔」に気を使って変えているのも、会社サイドの要望か。しかし、言い換えると原作自体が、映画的に面白かったので、下手に変えるよりは良かったのかもしれない。長い話を上手にまとめたという点も評価すべきかもしれない。しかし、原作を読んでないと解らないことも多いのだろうと思った。
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