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ちょっとくびれのある舟形を持つ十三仏板碑。
前回までの四條畷市の西隣町、寝屋川市と言えども市境より1km程しか離れていない秋玄寺境内に他の小石仏と共に安置されて居る。
北河内生駒山系西側斜面沿い、正しく十三仏密集地域です。
浄土宗「一印山秋玄寺」は北河内生駒西側斜面沿いを縦断する旧国道170号線沿い、高宮公民館脇を東にすぐの高みに在って、天正十一年(1582)創建だとしている。
しかしこの境内に安置された石仏は室町時代のものが多く、この地は元なんだったのだろうか??はたまた何処から持って来たものだろうか??
高さ114Cm、枠を残した舟形を薄く彫り沈目、なかに定形十三仏を薄肉で刻み出す。
室町末期の永禄十三年(1570)の銘が確認されるも、風化摩耗が強く肉眼では判断しかねます。
十三仏後列に並べられたちょっと見慣れない地蔵石仏。
舟形状自然花崗岩正面に大きな錫杖と大きな蓮華紋頭光持つ地蔵立像。
中肉彫りですが良く見ると、どうも頭が違うような、おまけに顔まで地蔵らしくない・・・・ちょっと不思議な地蔵さん。
十三仏左手には妙な筒状の六体地蔵さん。
これはどう見ても六地蔵石幢の残欠。
これもまた室町後期のものだとか??
撮影2012.2.12