愛しきものたち

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四條畷市上田原 住吉神社十三仏板碑/他

2012年11月18日 | 石仏:大阪

奈良県境と道路一本隔て接して居る大阪四條畷市上田原、住吉神社境内に有る十三仏板碑です。

住吉神社は明治の神仏分離までは、元神宮寺の住職が神官を兼務する神社であり、境内には仏教文化の臭が強く残されている。

ここを訪れた去年の11月末、正しく村の鎮守らしく、そう広くない境内は秋色に染まっていた。

本殿に向かって左、境内の片隅に、自然石碑や小石仏と並んで十三仏板碑が建っている。

十三仏板碑は高さ約1.3m、頂部が尖った自然花崗岩の表面を整え、舟形を薄く彫り沈め中に定形の十三仏を薄く刻み出している。

江戸時代初期の元和八年(1622)造立・・・・・・、略化された天蓋が光背外に薄く彫られて居るのが奇異な気もする。

神宮寺が在ったと思われる境内裏参道脇にはこんな石造物。

大きな阿弥陀と小さな地蔵の並んだ双体箱石仏。

江戸初期かな?と思われる整った地蔵石仏。

神社境内で仏教の名残を見るたび、明治維新はいったい何を産み出し、何を無くしたのかと・・・・・、 現代もよく似たような事を繰り返している。

撮影2011.11.27



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