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大君ヶ畑地区は多賀町の東端,鞍掛峠の県境を挟んで「いなべ市」と接する山深い鈴鹿山中の集落ですが、今では国道306が良く整備されそれほどの辺境感は有りません。
しかし大君ヶ畑地区は多賀町でも最奥に位置し,その手前にある「佐目」からでも峠を越え車でも10分程度かかってしまう
この国道の無い頃にはさぞかし辺境の地、隔絶集落では無かったのだろうか??
また、「大君ヶ畑」と書いて「おじがはた」という読み方は木地師の始祖だと言われる惟喬親王伝説に纏わるものだと言われていて鈴鹿山中、この辺り一体に共通した伝説が残って居る。
集落は犬上川上流の流れに沿い約50軒ばかりが大きく3地区ばかりに分かれ、国道306が集落を突き抜けて居る。
犬上川右手集落上手地区の佇まい、かやぶき屋根にトタン覆いを掛けた懐かしい民家が建ちなんで居る。
新道と旧道を分ける犬上川に掛かる橋付近から・・・、しっかり戸閉され、ぬくもりの感じられない家屋もある。
旧道に入るとこんな感じで、停まっている車は軽四トラックに紅葉マーク付き・・・
古い街道筋の姿をよく残して居る様な佇まい・・ここでも懐かしいトタン飾り屋根が目立つ。
山村風情に欠かせない薪を一杯に積んだ家、しかしこの家にも、もう生活臭は消え失せていた。
この奥入の家もしっかり雨戸を閉ざしていた。
温もりのある家、無い家が混在していて・・・・・
橋を渡った奥には惟喬親王も合祀する鎮守白山神社。
山紫水明、集落を取り巻く自然はやるせないほど美しい、その反面自然は過酷できびしいに違いない
グーグルアースから
撮影2010.11.27
懐かしい風景ありがとうございます。
この写真の近所には、今も伯父夫婦が住んでいます。
これからも、こういう風景を残してほしいです。
僕も田舎人ですが都会から遠い田舎は残念ながらどんどんスピードをまして疲弊しています。