正直なところ写真がまずいのか、どうも判り辛いと言うのが本音。
浅い線彫りの上、刻まれて居る岩がきめ荒く、あちこちでひび割れ、遠目には正直何が何やらでした。
細かく丁寧に彫っている分余計に見づらく成って居る様な??。
行者山への登山道へ入らず、そのまま道成に谷川沿いを奥へ詰めれば、河原に烏帽子岩と呼ばれる大岩が在り、不動明王磨崖仏が彫られています。
岩の正面には柴灯護摩(さいとうごま)の跡が有り、現在も行事は続けられ不動信仰の篤い事が窺われる。
高さ5~6mも有ろうかと言う赤っぽい大岩の中央・・・・・
火焔を背負う像高約2mの不動明王坐像が細い線彫りで刻まれている。
頭上には不動明王の種子カーンの文字。
こちら前の大日如来とは違ってかなり手馴れた像容ですが・・・、同じ江戸時代中期の造立。
この磨崖仏より渓流を渡った対岸には何故か弁財天磨崖仏。
ここまで辿り着くにはそれなりの根性が必要・・。
その分優しい笑顔で迎えてくれましたが・・・、享保八年(1723)の造立だとか。
撮影2011.11.3