石仏としては取り立てて云う程のものでは無さそうですが…、石仏の有る景観風情が捨てがたくここにUPしておきます。
近鉄御所駅から葛城山ロープウェー口まで延びる県道沿い、櫛羅(くじら)集落東外れ、浄土寺辻にたたずむ地蔵さんです。
自然石切り石を左右に建て、屋根石に正面を唐破風ように加工した自然石を載せ、良い雰囲気の石龕を造り出している
石仏は白っぽい自然花崗岩の舟形光背を彫沈め、内に40cmばかしの地蔵を刻む。
しっかり涎掛けを巻かれて坐像か立像かも解らない始末。
地域の信仰も篤く手向けられた花や香も真新しく未だ香りも残ってっていました。
付近はいかにも大和民家が軒を連ねる旧街道筋・・・この景観は残してもらいたいものです。
撮影2007.1.4