愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

河内長野市の茅葺き民家(

2014年06月14日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)大阪府

河内長野市の奥深い山里、小深に残る国の重要文化財、山本家住宅です。

河内長野市小深は大阪府最南端、和歌山県橋本市や奈良県五條市と県境を接する鄙びた山里。

市の中心辺り、何南海高野線河内長野駅付近から国道310号線で山懐を分け入り走ること約10km15分程、山深い山間部の谷間に拓けた小さな集落。

その中心部の道路沿いにそれと解る看板が建ち、棚田道を山手に辿ると、流石に重文らしく良く手入れされた茅葺き民家に出逢える。

現在、一般公開はされていず、住人の気配もなくひっそり静まり却っている。

 大きな茅葺き入母屋造りの母屋は深い葺き降ろしに屋根になっていて家格と歴史を感じさせてくれる。

江戸中期、寛永年間(1624‐1644)の建立とされ、桁行七間(13.6m)、梁間四間(9.7m)、身舎梁間三間半、入母屋造、茅葺、平入住宅。

この建物の山本家は、藩主の鷹狩の折りには本陣になったと伝えられる元庄屋の家柄、また河内長野市内で最も古い民家建築であり、全国的にみても建築当初の状況を良く留め、古い民家に属する様です。

帰りがけ棚田腰に見る集落はひっそり静まり却っていた。 

撮影2013.11.16



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