天理市上入田墓地の入口に置かれている一石六体地蔵石仏。
名阪国道福住インターすぐ近くの旧道脇、この時期夏草に埋もれるように在る上入田墓地の古い墓地、一石六体の他にもこんな六体も・・・。
夏草に足許を掬われて建つ一石六体地蔵は高さ約1m、山県頂部に唐破風を造り、その直下に阿弥陀種子のキリークを表し珍しい。
六体地蔵は上下に三体づつ、下部の三体だけが蓮華座に立ち、像高約35cmの薄肉彫り。
江戸時代中期の貞享元年(1684)十一月の銘が有り、数多くある大和高原の一石六体地蔵の中でも珍しい意匠を持って居ます。
撮影2013.5.26