愛しきものたち

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旧加茂町 森八幡の磨崖石仏

2006年12月18日 | 石仏:京都

JR加茂駅から岩船寺に向かうと、新興住宅街から左手のほうに入っていくとやがて森集落へはいっていく三差路に出る。

集落の一番奥まった辺りに小高い山があって古めかしい八幡宮が鎮座している。

鳥居をくぐって急な石段を登って、社殿の右奥に入っていくと、高さ1mばかしの自然石が2個並んで建てられている。

自然石に輪郭を彫り込み、表面を磨いた中に像高1mの線彫り毘沙門天と不動明王を刻んでいる。

毘沙門天、不動明王ともに、正中3年、(1326)鎌倉期のもので、毘沙門天が刻まれている磨崖などは見た事が無い。

いつも見慣れている石仏とは、ちょっと風変わり、毘沙門天と不動明王は仏法の守護神であると同時に、鬼門の守護神として信仰されています。

本地垂迹思想から八幡神随神の本地仏として造られたらしい。

撮影2005.12

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