愛しきものたち

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大津市 安楽律院の石仏 

2015年03月04日 | 石仏:滋賀

 

昭和24年、放火により殆どの建物を無くした境内方隅に佇む三体の石仏。

比叡山裾、千日回峰行で名を馳せた故酒井雄哉高僧が住職を務めた「飯室不動堂長寿院」前から、安楽谷に山道を歩くこと10分足らず、小さな谷を越えると正面に閑静な山門が見える。

 江戸時代、戒律主義を唱えた僧、妙立、霊空ら安楽律一門が叡山の三魔所といわれる飯室谷に住んだのが始まりと伝える。

昭和24年放火に依り、今は山門と小さな本堂だけが残る無住の寺となってしまい、広い境内は老木に囲まれ、苔むした庭や石垣が残り

格好の時代劇ロケ地と成って居ます。

NHK大河ドラマ「江」や(第1話・信長による比叡山焼き討ちの場面)、山門は、映画「るろうに剣心」のロケにも使われたそうです。

NHK大河ドラマ「江」の撮影地(第1話・信長による比叡山焼き討ちの場面)となりましたので

信じられないくらいの静寂さに満ちた斜面裾の苔むす石段上に居並ぶ三体の石仏。

高さ約1.5m程、軟石質板石に円頭光を持つような如来型立像。

像高約1mばかり、右手施無畏印、左手与願印の阿弥陀如来??

向かって左には、やっぱり板石状、同高ぐらいで螺髪の如来立像・・・苔生し、印相も判然とはしないがこれも阿弥陀石仏??

 

 向かって右手・・・ちょっと貧弱ながら、やっぱり阿弥陀に見えてしまう・・・

 

像容、尊顔共に中央の阿弥陀が一番、 造立年代も同一とは思えず、この石仏が古そう・・・・・

眉間の白毫にはガラス玉でも嵌められて居たのだろうか??

どうもよく解らない石仏達です。

撮影2012.10.16

 



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