前回の真禅寺から南へ約10km弱、海沿いの町、的形町福泊に有る福園寺に石棺仏としては珍しい不動明王像が有ると言うので訪ねてみた。
福泊の漁村の匂いがする集落に入ると直ぐに福泊神社が有りそのまま道なりに進むと直ぐに福園寺脇に到着する。
福園寺の小さい境内を奥に進むと案内板が有って裏山の墓地へ登る参道(山道)を登りきると斜面に墓地が開けている。
開けた墓地前の木立の中に粗末な波板覆いが有ってその中にこの不動明王三尊石棺仏が立っている。
これが石棺か?赤い石棺、それは取りも直さず赤不動・・・・。
このように赤い石棺を見つけてそれに不動明王を彫りつけた・・・、それは故意で有ったのか偶然であったのか??
高さ 160Cm 幅 83Cm の赤い石棺材に燃え盛る火炎、躍動感溢れる像高1mばかしの不動明王立像
制叱迦童子(せいたか) 矜羯羅(コンガラ)童子の両脇侍。
石棺材を意識させないほどに大きく彫り出されていて最早原型をとどめていない。
赤い石棺材に燃え盛る不動明王・・・・・、偶然なのだろうか??
これは最早石棺仏とは呼べないのかも???
この不動明王に派手な波板囲いの覆い屋は似合わない。
撮影2008.9.14
実にダイナミズムに溢れて
見事ですよね
あの赤い石材が
本当にマッチして
愚生も好きな石仏のひとつです
置き場所を変えるのは
良くないのかもしれませんが
もう少しありようを
なんとかして欲しい感じですね
あんな海水浴場の臨時トイレのような・・・・。
裏に廻ることも出来ないし・・・。