加古川の南岸域、県道65号線の上荘橋東詰からJR加古川線の線路を越えて直ぐ、右手田圃の中に木立が見え、宮山農業公園の南の丘に臨済宗成福寺と言う寺が有る。
本堂左手に墓地が広がっていて二体の地蔵石棺仏が並んで立っている。
向かって左側には石棺材だと思われる地蔵菩薩立像を薄肉彫り、他方右手には石棺の蓋石を利用して彫られた同じく地蔵菩薩立像を薄肉彫りにしているがいずれも苔むして、左側の石仏は胴の辺りで断裂している。
この地域の石棺仏としてはさほど特徴もなく彫りも稚拙で室町時代後期の作だと思われている。
撮影2008.9.14