加古川市の西となりに有る高砂市、その西端あたり姫路市の境界近くを流れる天川の橋を渡り直角にカーブを切ると国道250号線は川沿いに南下する。
橋を越え突き当たりに有るのが住吉神社、それを行き過ぎて直ぐ左斜面の崖に少し分かり辛いが磨崖石仏が彫られているのが見える。
国道250線脇の斜面に沿った階段を登ると草が茂った、粗末な鉄柵の先に黒岩十三仏がある。
斜面に露出する花崗岩に幅 170Cm、高さ約70Cm、横長短冊型の彫り窪みを造り上下二段に13仏を刻みだしている。
上段には向かって左端から金剛界大日如来、虚空蔵菩薩 、阿閃如来 、阿弥陀如来、勢至菩薩のそれぞれ坐像。
下段は同じく左端から観音菩薩、薬師如来、弥勒菩薩、地蔵菩薩、 普賢菩薩、文殊菩薩 、釈迦如来 、不動明王の各坐像
「于時永正二年(1505)乙丑十一月二十八日、逆修尼衆、敬白」の刻銘が有り室町中期、逆修供養のために刻まれたもののようです。
500年以上も風雪と共に有り全体的に磨耗・風化が激しく判然としない。
しかしこの地域でまさか磨崖仏が見られっるとは思ってなかったので新鮮な驚きでした。
撮影2008.9.14
その昔は磨崖仏前の
国道250号線あたりまで
海だったのではないかと
思っていたりするのですが…
あんなところに磨崖仏が存在してるとは思わなかったので驚きでした。