定林寺の有る扶餘中心街より南に約10km程走った里山のなだらかな斜面に建つ大鳥寺の、やっぱり巨大な高麗時代の石仏です。
実は此処を訪れたときには土砂降りの雨、それでも傘が邪魔に成るからとて傘も挿さずに撮影したものだからメインのカメラがすっかりこれ以後不調・・。
何も解らない韓国ではどうしようもなく、この日以後は全てサブのコンデジ1台でカバーする始末になってしまった。
帰国してもやっぱり不調、メーカー見積もりを取れば新しく買い換えるほど修理代が嵩むのでボディーを買い換える羽目になってしまった・・。
ああ~~過ぎたるは、及ばざるが如しか・・、無茶はするものでない??
愛機での最後の写真となってしまったこの大鳥寺の大弥勒石仏、そんなこと知る由もなくただただ激しい雨の中に立ち尽くしていた。
境内の奥まりに有る円通殿、その脇を少し斜面に登るとこの巨大な石仏、やっぱり大きな屹立する岩から頭部を含めて一石で彫りだしている。
その高さ約10m、頭上の宝冠と二重の宝蓋は別石で調整されているようです。
しかし、前々回に紹介した潅燭寺の弥勒石仏そっくりのその容姿、幾分小振りで顔容も穏やかに見えるが・・
忠南地方の一石大石仏はどこでも同じように前面はそこそこ装飾加工されているが、背面はどれを見ても切り出したままの荒削りです。
なんと言っても特徴的な宝蓋をつけて高麗前期、高麗元宗 (1260年頃)の造立だとされています。
韓国宝物217号指定の弥勒石仏です。
雨の日の撮影はカメラにカバーを掛けましょう。
ラップフィルムをカメラバックに入れ込んでおこうかな・・・・・・
撮影2011.9.29
ちょっとした水濡れなら冷蔵庫に暫く入れておけば
乾燥して復活する可能性もあるようですので
ダメ元でお試しあれ。
ダメ元で早速入れ込んでみます。