伊賀市の東端、旧大山田村から布引山系、長野峠を越した旧美里村の小さな小さな磨崖仏。
旧美里村は布引山系東斜面、中間山地に小さな集落が点在、長閑な山里風情が間近に感じられる土地。
そんな穴倉地区のドン突き、別所集落への入口あたり、道路脇の脆い岩面上部に小さな磨崖仏。
殆ど目も鼻も定かでは無い木偶の坊、しかし何処か地蔵では無く阿弥陀の匂いがしないでもない・・・。
まだ次回行く時にも残っているかちょっと心配な磨崖仏です。
帰りざま、道路脇に立派な地蔵堂を発見・・・
覗いてみるとこんな田舎には中々立派な中型地蔵石仏。
舟形光背を背に、頭上に円頭光、ずんぐりむっくりの寸足らず、おまけに目も鼻も消え、ノッペラボウ・・・
しかしそれは地域の信仰が篤いしるしなのかも・・・ちょっと深く考えれば哀しい事かも。
撮影2012.4.1
>ちょっと深く考えれば哀しい事かも。
全くその通りですね。
とても気づけというのが無理みたいな磨崖さんですよね。