旧美杉村 三多気蔵王堂の境内に残された石仏さん達。
美杉の霊山とされ親しみ深い「大洞山」中腹に残された嘗ての常庵寺の蔵王堂で、西蔵王とも呼ばれる。
常庵寺は看た気真福院の末寺として栄えたが明治初期に廃寺となり、蔵王堂のみが残された。
太郎生(たろう)から三多気へ抜ける旧道沿いに有り、現在その旧道は東海自然歩道と成っている。
堂脇の石垣土壇には江戸中期造立の観音石仏が並び立っている。
往時寺は地方の観音霊場の一つにでも成って居たのだろうか??・・・二体共に聖観音菩薩で江戸中期の元禄五年銘が有る。
向かって右端の小さな笠石仏は双体観音だろうか・・・どうも誰かが道祖神と間違えそうな・・・。
三体共に同じ顔つきで同一石工のものだろう。
撮影2012.6.24