愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

三重県 伊賀市丸柱 みのいし地蔵

2015年04月21日 | 石仏:三重

 

車窓からたまたま見付けた「みのいし地蔵」

伊賀焼調理鍋で名を馳せた長谷製陶の前を通って、阿山音羽方面へと抜ける旧道脇に「みのいし地蔵」の看板を発見・・・思わず車を停車。

これはと思しき杉の木立の根元を見ると・・・あっと驚き、予想に反して磨崖仏の刻まれた大石が有った。

 杉根が岩を喰み、なんとも言えぬ魅力的な景観を醸し出している。

 石仏は山形の大きな花崗岩の正面に舟形を彫り沈め、中に大きな錫杖を持つ定形地蔵立像を中肉彫りで刻み出している。

 磨崖石仏は略式化が進む、中世末期から江戸初期の造立だと思われますが・・・石仏足元下には細い谷川の流れが有り、その流れに沿って旧道が磨崖仏の前を通って居たのだろう。

 

過ぎた昔日の面影を今に伝えているような気がする磨崖仏です。

撮影2013.11.20



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