伊賀市白樫の慈尊寺に残されて居る県指定文化財の阿弥陀種子板碑と地蔵石仏。
名阪国道白樫ICから北西へ約1km強、白樫集落の入口の一段高い境内に建っている。
本堂に向かって左手、携帯の片隅に覆屋を設け、中央に板碑、向かって左に地蔵石仏を安置している。
板碑は頭部山形、下に二条の切込を入れた安山岩製・・・
高さ 134Cm 、幅 43Cm、二条の切込すぐ下には蓮華座と月輪を線彫り、阿弥陀種子の「キリーク」を薬研彫りにて刻み込む。
鎌倉時代後期 元亨元年(1321)造立、長文の銘文が刻まれている。
説明板
また板碑の隣には中型だけど姿の良い地蔵石仏・・・
舟形光背を負い、総高約70cm程か??下部蓮華座部が地中埋もれて居て、全体像は覚束ない
しかし光背右下に銘が確認出来、室町後期の永禄三年(1560)の造立。
ハナホゲながら、なかなかのご尊顔・・・
撮影2013.7.13