愛しきものたち

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伊賀市青山町  妙楽地の磨崖仏

2015年09月19日 | 石仏:三重

旧青山町妙楽地の県道沿いに見える磨崖仏。

国道165号線、青山伊勢路より大山田方面へと抜ける県道2号線、妙楽地集落への在所道の入口付近に茂みが有り・・・・

その根元に突き出した岩肌に5体の石仏が刻まれて居る。

白い地衣類に覆われた岩肌に舟形を彫り沈め、中に中肉彫りの地蔵立像を刻み出している。

像高凡そ40cm内外・・・地衣類の繁殖がひどく詳細は不明ながら、なかなか味のある像容。

中でもこれが一番はっきりしていますが、よく見ると江戸期以前の中世仏の様な気もしてきます。

その脇にも2~3体の地蔵立像が見られますが、どれもこれもさっぱり像容も覚付きません。

茂みの左側には小さな祠が祀られて居て、何かの信仰の場で有ったことには違いない。

鄙びた山里の名も無き「野の仏」です。

撮影2013.8.14



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