愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

大柳生 阿弥陀磨崖石仏

2011年07月30日 | 石仏:奈良

奈良春日原生林を抜け柳生に至る旧柳生街道筋には石仏が数多く存在して石仏ファンの目を楽しませてくれる。

この石仏もそんな一つだったのだろうか??、今は民家の裏庭にひっそり佇んでいる。

高さ約3mも有ろうかと云う大岩が民家裏の斜面に突き出ていて、その表面に隅取りを施した長方形を彫沈め・・・・

その内に像高約60cmばかしの蓮台に立つ阿弥陀如来立像を中肉彫で刻み出している。

丸顔ずんぐりの形式化が進んだ室町後期の造立だろうか??、快く拝観させていただいた「お婆ちゃん」に色々訪ねてみたが、「おじいちゃん」に聞かないと良く解らないとか??(生憎お留守でしたが・・・・)

もちろん個人宅に在り何の説明板も有りません。

大柳生の里は過去に何が有ったのかは知らなさげ・・・・・とても長閑な里山風景が広がってます。

撮影2011.6.27