大柳生から坂原へ向かう白砂川に沿って旧道が走っているが、殆ど車も歩く人もなく静まりかえっている。
大柳生側から白砂川たもと、大西垣内勧請場のすぐ近く、道路脇にでんと座る岩の表面にこの磨崖石仏が彫られている。
阿弥陀石仏は高さ約2mばかり、中央上部に舟形光背を彫り沈め、中に50cm足らずの阿弥陀如来坐像を厚く彫りだしている。
蓮座は光背下部の岩に線彫りで刻み込み、弥陀定印を組む。
大きな蓮弁に大きな下半身、どっしりした構えに見えますが、殆ど形式化、略式化の進んだ江戸期のものだろうか??
まん丸顔をちょっと上げめの阿弥陀さん。
もう忘れ去られているのか??殆ど花を手向ける人もいないようです。
撮影2011.5.2