琵琶湖東岸、草津の宿で東海道と中仙道に分かれ、国道8号線沿いに琵琶湖東岸を進むのが中仙道。
草津宿から暫く行った野洲行畑の街道辻に、一昔前まではちょこんと並んで立っていたようです。
今では同じ行事神社鳥居前の空き地に立派な覆屋が造られ、その中に納められ大切に祀られています。
以前、野晒しだった頃は、背の高い方の石仏には涎掛けが掛けられていなかったようですが???、今はこの通り・・、二体共に赤い涎掛けがかけられています。
涎掛けがあると良く解らないのですが、かすかに肉髻が認められ阿弥陀さんかな??と解ります。
高さ約1.6mの舟形光背を背負う像高約1.3mの阿弥陀如来立像、しかし磨耗風化が激しく、まるでのっぺらぼう・・・
野洲町の文化財指定、鎌倉後期の造立だと言われています。
かたや小さいほうは子供のいたずらか??頭に少し窪みを造られた定型地蔵・・・、像高約70cm、室町末期の造立。
近所の子供たちが、小さいほうのお地蔵さんと同じくらいの背になれば、「もう一人前だ」と言われたことから『背くらべ地蔵さん』 と呼ばれ、7月24日には「行畑地蔵まつり」が行われているとか??
こんな柵に囲まれたら小さい子供は背比べも出来ないだろうに・・・・・
撮影2007.1.20