大柳生の東に続くなだらかな一体山を東福寺脇の林道で越えると柳生大保町。
その山中林道脇にこの石仏が立っている。
その昔、近くの稲田の畦で仰向きに倒れていたらしい・・・、林道拡張工事で邪魔になったのか??はたまた重機を入れたついでに引き上げ、この地に移設したのだろうか??
大柳生、大保の集落からもかなり離れた山中・・・、往時、此処を古道が通っていたのだろう??大保集落近くにも磨崖石仏が2~3残っている。
永らく稲田の畦道に仰向けになってた割には風化磨耗も少なく像容もはっきりしている。
高さ約2.5m 、幅1.2mの花崗岩自然石に、約80cmの頂点の丸い舟形光背・・・・
像高70cmの定形地蔵は、いかにも穏やかな童顔・・・
像容から室町後期の像立だと考えられているようです。
手向けられるのは、野の花や鳥の声・・・・、いかにも野の仏です。
撮影2011.4.29