Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

911の創造者の死を受けて

2012-04-13 | 
先週の木曜日にF・A・ポルシェが76歳でザルツブルクに逝去した ― 何度か顔を見かけていると思う。その後の死亡広告の数々でそれを知った。メルセデスやカブトムシの後ろ置きのエンジンの開発者フェルナンド博士の孫で、戦後のポルシェ創業者の子息であり、そして911のデザイナーである。要するに現在のポルシェの産みの親に違いない。実際にデザイナー事務所で祖父、父親と共に過ごした時間の貴重さを語っていたようだ。

戦時中にオーストリアのツェルアムゼーへと事務所ごと移動したので、そこで育ち、戦後ネッカーへと戻ってきている。七十年代から現在のVWのピィヘッヒ現代表らとの親族内の争いもあって第一線から離れていたが、その911は不動の立場にあった。そこで自らはポルシェデザインに専念していたようだが、最近の911モデルには批判を惜しまなかったようだ。

自らの手を使っての職人的な工業デザイナーのようである。現在の視点からすると、未だに911が売れ筋として存在することがポルシェの最大の問題だと自らの体験を交えて考えるが、それでも誰もが一度は乗ってみたい車には違いない。

夏タイヤへと交換に行った。ウィンドーウォッシャーの水タンクが壊れていたのでそれを直させた。二ヶ月ほど壊れていても使わなければそれで足りるものだと分った。雨が降ればそれで洗えるからだ。普段から使わなければ冬場は乾いていて汚れることはないのである。寒さで壊れたと予想したのだが、壊れていたのはタンクではなくて水の排水路のパイプであった。シュトッツガルトへと取り寄せる必要があって、一日長引いた。感心したのはインツぺクションから2000KM以上余計に走ったのだが、マイスターがブレーキオイルとブレーキパッドを見て、走る距離によっては秋まで行けると節約を申し出たことだった。更に冬タイヤももう一シーズン行けるということで、皮算用が出来る。

次の車はミュンヘンへ再びスポーティーな車をとも考えなくもなかったのだが、走らせれば走らせるほど無駄な経費が掛かる。車は楽に早く移動する手段と考えて、やはり節約するのに限る。現在の車も十年を過ぎたが燃費が良くなる傾向があって、無理な吹かし方をするようになっているのだが、むしろ走りに滑らかさが出てきているようで満足している。始めの慣らし運転が功を奏したか? ― コンチネンタルタイヤのエコ仕様の効果もあるかもしれない。



参照:
議論出来ない情報社会問題 2009-11-30 | 歴史・時事
緑のシンプルライフ推奨 2007-03-04 | 女
自宅よりも快適な車内 2005-02-14 | 歴史・時事

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 親権者が行使する選挙権 | トップ | ホップステップ蛙飛び »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
空冷横置き (pfaelzerwein)
2012-04-17 03:39:12
空冷横置きのあれはVWも同じような感じでしたが、比べると8気筒の出来が良く分りましたね。クーラーがつくつかないも分岐点かもしれません。

水冷はそれに比べるとなるほど静かなのかもしれませんが、どうしても最新のものとの比較になってしまって、余計に古臭く感じます。

70年代から80年代への進展はよく知りませんが、明らかに現在のものとでは断層がありますね。
返信する
空と水と… (ラブワイン)
2012-04-16 20:44:50
うちには今年12歳の水冷ターボと23歳の空冷オープンがあります。
最新のポルシェ?
亡くなった博士がおっしゃった通り、初期の概念からはほど遠い気がします。
コストダウンの果ての不動産価格では、血迷った消費者以外はなかなか新車では買えませんよね~。
あっ、ちなみに両者とも中古で入手ですよ。
当たり外れの見極めはワイン飲んで十分に慣れてますので(笑)。
返信する

コメントを投稿