Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

演奏会の今後の解決課題

2020-04-18 | 
オーストリアが6月1日からオペラの稽古を始めるらしい。それまでは出来ないということだろう。そして男と女が近づくような演出は禁止である。それはまだ演出で可能だと思われるが、一座席の為に20平米が確保されないといけないとなっている。ざっと五人五人並べるとそれだけで25m四方に25人。百人入れようと思うと百メートル四方の広さが必要になる。僅か百人である。

この数字はオーストリアの商店での入場制限の基準になっている。だから催し物の体積などとは合わない。最低の距離二メートルほどを取ることは大切だが、この基準をホールや乗り物などには当て嵌められない。そこで来週からの小売店開店でのラインラントプファルツの基準は一人の客辺りに10平米となっている。これならば話しになる。

1500人のシューボックス型コンサート大ホールをざっと50mx20mと考えればよい。その内舞台は17m奥行き。平土間ならば44mつまり880平米、つまり88人、ざっと150人ぐらいは収容可能となる。舞台の上は340平米、この間隔で行けば34人。充分に室内管弦楽演奏会は可能になる。実際には最初の感覚を保ちながらの収容とすれば375人の聴衆、恐らく管弦楽団は60人ほどは全く問題が無いだろう。

更に近郊交通機関の原則をマスク着用としても、その乗車時間を反映させて、三十分程毎の休憩は必要になる。場合によっては三部構成になるだろうか。少なくとも室内楽演奏会は全く問題が無い。収益性は、現行の入場料の倍額位ならばお互いの痛み分けで何とかなるだろうか。

オペラに関しては複雑なので改めるとして、少なくともコンサートに関しては現実的な開催方法は幾らでもある。この制限が芸術的な課題が開く可能性があるので極力開催に尽力すべきである。ここでなにも試みないということはあり得ない。

金曜日はとてもすごい咳になって、久しぶりに咳き込んだ。目にも来ていたので花粉だと思うが、今は紛らわしい。そして神経系にも関わるので私のようなコロナの達人でも原因が分からなくなる。胸の痛みは神経痛で、これもコロナのそれとは少し異なる。クシャミまで出て今まで抑えられたものが一気に出た。それどころか前日には下痢気味になった。

土曜日の朝は少し早めに出たお蔭で、パン屋も店内に一人、肉屋も店内に一人だけで並ばずに早く済ませられた。僅か十分ほどで大きな違いだ。十分遅く出ていたら帰ってくるのは三十分ほど遅くなっていたと思う。峠道を走り乍、コンサートホールのことなどを考えていたのだ。



参照:
投げ入れるワイン瓶 2020-04-17 | 生活
ドルトムントに電話する 2019-05-17 | 生活

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