Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ドルトムントに電話する

2019-05-17 | 生活
来年のヴァインフェスト避難の切符を購入した。一年以上先のそれも弦楽四重奏団の切符である。ケルンからドルトムントに一日遠足に行く。出し物はベートーヴェンマラソンで、二つの人気四重奏団が四曲づつ演奏して合わせて八曲、再来年と合わせて全十六曲という企画である。冗長な感じはするが、若い四重奏団が二日続けてでも各々八曲演奏するとなると、あまり信用できない。四曲でもレパートリーを練るには限界だ。四重奏団はエベーヌとベルチャという二つでなぜか人気がある。その評価は詳しくは知らないが、近所でやっても直ぐに売り切れているので、中々実力を確認出来ずにいた。訳の分からない四重奏団がベートーヴェンを弾いても大抵は行かないが、今回はケルンに滞在予定で近辺でも出し物を探していて見つけた。バーデンバーデンの新支配人スタムパが活躍した場所も一度見てみたかった。


Ludwig van Beethoven Streichquartett F-Dur op. 18 Nr. 1
Ludwig van Beethoven Streichquartett Nr. 9 C-Dur op. 59 Nr. 3
Ludwig van Beethoven Streichquartett Nr. 2 G-Dur op. 18 Nr. 2
Ludwig van Beethoven Streichquartett Nr. 11 f-moll op. 95 »Quartetto serioso«
Ludwig van Beethoven Streichquartett Nr. 12 Es- Dur op. 127

Ludwig van Beethoven Streichquartett Nr. 4 c-moll op. 18 Nr. 4
Ludwig van Beethoven Streichquartett Nr. 10 Es-Dur op. 74
Ludwig van Beethoven Streichquartett Nr. 13 B-Dur op. 130 mit Großer Fuge op. 13


シーズン売り出しで一挙に最後の方の公演を購入したことになる。もう一つの魅力は15時からつまり14時にガイダンスがあって、休憩後に19時から再開なので丁度上手く土曜日一日が潰れると思った。更に恐らく事務所の関係か二種類の四重奏団を同時に聴いてしまえるので手っ取り早い。更に一日券が38ユーロは魅力だった。そしてカテゴリー無しとなると、逸早く予約してしまえばお得間違いない。万が一前後の両日の関係やらで行けなくなってもこの価格なら諦めがつく。

結局ちょこちょことネットを監視していたらお昼頃にオンライン化した。席は選べないが、カテゴリー無しならばお任せでいい。実際にやってみると結構よさげな席が出てきた。恐らく一般売りでは先着何名か様だろうと思う。前夜に舞台の高さなどを研究しておいた。それほど高くなく、最前列でも行けそうな会場である。その分平土間自体が階段教室のようになっていて視界が効くようになっている。音質に関してはあまり入らなければエコーが還って来るだろうが、恐らく中ホール売り規模で満席になるだろうから近い席の方が細かなところまで聴きとりやすい。

そしてプリント受け取り送料無料でお支払いに行っても、二枚で50ユーロの表示が変わらない。これはおかしいと思って、先ずいい席だけを抑えておいた。五日以内に引き取るか電話をしなければ流されてしまう。この方式は初めてだが、試しに専用電話に早速電話した。すると直ぐに通じて、現在押さえている場所は25ユーロになっているので一瞬マニュアルで外して小定期扱いに入れ替えるというのだ。それでも両方とも場所を変えずに定期扱いにしてくれた。そしてカードで払うからとなって、面倒そうに思ったから二枚を3ユーロで郵送で送って貰うことにした。〆て41ユーロ、文句をつけて9ユーロ安くなった。なによりもスタムパが形作ったそのホールの雰囲気が感じ取れた。バーデンバーデンも今後間違いなくいい方へ変わると思う。

なるほど未知の四重奏団に25ユーロづつ払うとなるとお得とは思わないが、一日券で21ユーロづつなら大分印象が変わる。四曲づつだから一曲5ユーロだ。あれだけ人気の四重奏団であるから、それぐらいの演奏はしてくれるのではなかろうか。

それにしても、これ以上計画のために資金を出していくとなると、一度は地元のワイフェストの日程も観光局へ確認しておかないといけないかもしれない。残る公演で発売されれば然るうちに購入しておかないといけないのは、一週間前のミュンヘンの「千人の交響曲」ぐらいだろうか。ケルンのフィルハーモニーでの券は両日とも全く問題が無い、そもそも売り切れになるかどうかも疑問である。



参照:
来年の避難の下調べ 2019-05-08 | 暦
避難第三弾を計画 2019-04-04 | 生活

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