Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

3D的感覚の認識

2023-10-05 | 文化一般
「シムプルイズザベスト」と聖フランシスコばりに托鉢でもとか書いた。しかし、そうはいかない、下着を注文した。九月に旅行が増えて、洗濯ものなどが増えるとどうしても数が必要になる。スイスのシーサーの衣料については触れたことがあるが、高値を維持しながら品質とそのオファーが限られてきていて、縮小傾向にある感じがこの二十年程強まっている。それに従って使用頻度も低くなっていて、購入も限られるようになっているが、それでもサイズがよく分かっているものは使いやすい。高級品ほどゆったり裁断なので使いやすい。

しかし安物でもゆったり裁断と品質が良いことが分かれば購入回数も重なる。その一つに就寝用に使用していた老舗の下着が、品質も優れていて、ご愛用になった。そうなればサイズも分っている事であり、色などを変えて他所行き用にも使えるようになってきた。

特に男性下着は「非常口」が付いているかどうかが大きな判断材料になる。スポーツ下着などは無しで構わないが、最近は子供の時から立小便が出来ない子供が増えてきていて、口を付けていない下着が一般化している。母親の教育は恐ろしやである。四半世紀前ならばドイツでも昼間から個室に入る男性は何をしているのだろうということになっていたが、こうした安物下着を使うようになると多くはズボンを下さざるを得なくなってくる。その証拠に自分自身も態々ということが少なくなくなった。安物を使うとそうなる。体調に影響するような四つ組の小さめのそれも使い切ったので、新たに調達するようになったのは喜ばしく健康的だ。

愈々「千人の交響曲」の楽団五百周年記念演奏会が週末に初日を開ける。ペトレンコ指揮総稽古もはじまっただろう。こちらも一週間を切ったので、お勉強をしておかないといけない。前回はブレゲンツの公演で2019年5月だったので記憶を遡りながら新たにお勉強となる。千人のと呼ばれるマーラー作曲交響曲八番変ホ長調はそれ程大きな合唱団を要するということで、実際には千人もいたら管弦楽団とバランスを取りながら上手に演奏するのは難しいだろうが、ブレゲンツでは330人規模で演奏された。

今回は、ミュンヘンの座付き管弦楽団に、この間二人指揮者が変わった合唱団そしてラトヴィアの国立合唱団、そこにテルツァーの少年合唱団が加わる。客席にどのように合唱団を入れるかでその規模も大きくなるのだろうが、それも期待したいところである。指揮者のペトレンコも小澤などと同じで大きな編成になればなるほどその指揮の技が光ってくる。いずれベルリンでも演奏することになるのだろうが、順序としてコロナ期間中に中止されたこの機会が流れたことは大きかった。しかしそれ以上に五百年に一度の機会となったことは偶然以上に大イヴェントとなるに違いない。

今し方気が付いたのだが、前々回にこの曲を経験した時の指揮者ミヒャエル・ギーレン指揮のCDボックスにはその曲の前に一月に実演に接する予定のシェーンベルクの「ヤコブスの梯子」がコムピレーションされている。この二つの関係はよく分からないが、マーラーがカトリックに改宗していて、シェーンベルクがプロテスタントに改宗していたというのは前提としておいてよいのだろうか。そしてペトレンコに後者にて要求されている空間音楽としてのそれを指揮者エンゲルが「アシジの聖フランシスコ」で示したように、ブレゲンツでは客席を向いて指揮していたことは先ず書き留めておこう。



参照:
宇宙の力の葛藤 2019-05-20 | 音
安売りブランドで愛嬌 2023-08-16 | 生活

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