Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

証人喚問を終えて摩訶不思議

2014-07-24 | 生活
地元警察での証人喚問は終わった。何度も訪ねている所であるが、証人喚問は初めてであった。いつもは車の事故などの関係で車で乗り付けるのだが、今回は道端に車を駐車して、丸腰で伺った。

現在ドイツで問題になっているように、ガザ地区進攻の抗議運動に絡んで、反ユダヤ主義のパージに、昨日のネオナチ風のパンの写真が引っかかった訳ではない。

インターフォンを鳴らすとカメラで確認して通用門を開けてくれた。受付でアポイントメントを告げると、確認後に内側から受付の婦警がドアを開けてくれた。残念ながら美しく若い婦警さんは見かけなかった。

上で相手が待っているということで階段を上がって行くとそこで待っていた。初老とヴェテランの刑事といった感じだが、明らかに詐偽担当という感じだった。と言うか、地元の小さな警察ではそれほどの知能犯罪も凶悪犯罪もあまり居ないので、専門と言うのはないのだろう。

さて、座って話を始めると、こちらが予想していたものとは若干違っていて、個人名よりも団体名が使われたようで、寧ろ警察が団体名から個人名を割り出して連絡してきたようだった。

犯行は六月四日にオンラインバンキングで、ウルムの人の口座から五千ユーロを送金しようと試みたが、失敗したようだ。その節に、送金目的に団体名が使われたと言うのである。

勿論、その団体には全く関係ないことは直ぐに説明できた。つまり団体名を使われただけとなる。そこで自分自身のぺイパルのフィッシング詐取のことを説明したが、どうも面倒で事件として取り上げる心算などは毛頭なかったようだ。

被害が出ている訳ではないので、難しいのかもしれないが、当該の事件の場合も成功はしていないのだ。しかし口座番号等が明らかに使われたのだろう。所謂未遂なのかもしれない。それならばこちらの場合はパスワードが解って、ログインされたところで同じ状況となる筈だ。いずれにしてもウクライナ人かロシア人かは知らないが、名前を挙げられている人物がドイツ国内でフィッシングから詐取を試みたのだろう。

そのときになぜ当方の団体名を利用したのかは皆目分らない。寧ろ実在することで足がつき易くなる可能性があると思うのだが、どうなのだろう。そもそも送金目的ならばなんでもいい加減なことを記入すればよいのだ。それ以上は犯人に聞いてみなければ分らない。若し犯人が逮捕されているならば答えは分っているのだろうから、まだ参考人としても出頭していないのだろう。もしかすると既にウクライナに戻っているかもしれない。

それにしても結局こちらが書き込む前に、警察は私の情報を殆ど書き込んでいた ― 嘗てはそうではなかったのだ。もはや常習者のようで気持ちが悪い。それにネットに十分過ぎる情報があるので今更と言う感はある。フェースブックに情報を渡すよりも地元警察に渡した方が価値があると思うのだが、どうだろうか?尋ねようかと思ったが、まあ、出頭回数などだけでも少なくないので、虻蜂取らずになるよりも、寧ろある程度情報を握って貰っておいた方が安全な気もするのである。

肝心の証言調書であるが、流石に年長者だけでなく上手に手際よく纏めていた。団体との関係、そしてその活動と現状。そして、犯人とされる人物の名に覚えがないことで、警察で証言したことである。それに証明して終了。



参照:
コムピュータ犯罪の証人尋問 2014-07-20 | 生活
泣きべそで「この豚!」 2012-07-09 | アウトドーア・環境

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