Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

今明かされる保管金の総量

2015-10-08 | 歴史・時事
週明けから天候が安定せず、日曜日以来始めて駆ける。時計の充電がなくなっていたので、以前使っていた万歩計を携行する。ぼちぼち行って、途中から少し調子が戻ったが、ジョギングテムポでしかない。最近は二キロ12分ぐらいのスピードしか出なくなっている。

まだ暗いうちにパン屋に行って、そこから森の中を走るのだが、体調が今一つなのだ。運動不足気味で腰から下が強張っていて、持病のように腸がもぞもぞする感じはあまりよくない。そこで走るとしこりは和らぐのだが、最近の傾向として血の巡りが悪い。

熟睡している筈なのだが、朝の目覚めが悪く、いくらかの倦怠感が肩を中心に訪れてきて、清々しい朝を迎えることが少ないばかりか、パン屋に行ってもまだ眠っているのである。考えられるのは、通常ならば十一月の訪れるような陽が少なくなることからの神経の問題である。今年の九月から十月への天候は異常だった、そして今もさわやかな秋らしさを感じることが殆ど無いのだ。来週辺りから気持ちのよい日が続いてくれることを期待している。

新聞に連邦共和国連邦銀行ブンデスバンクが所持している金の明細が発表されたとある。ここ数年、その海外に預けてある金を取り戻す話題が出ていたが、その全貌は明確ではなかった。目標は全量の半分を国内に戻すことである。金本位でもなく、戦時経済を考える訳ではないが、普通の国つまり本格的に戦後レジームを終結させるためには当然の処置である。

全量で3384T保持しており、時価一千億ユーロとなり、ドイツ貨幣全準備金の三分の二に当たり、世界で合衆国に続いての金保有量となる。問題となっていたのは、海外に殆どが保存されていたことで、そのニューヨークにある量が合衆国の保険機構に委ねられていたのではっきりしなかったとある。そしてその内容についても抜き打ち検査しか出来なかったのである。1447Tとされた量である。

2020年までに英国やパリにあるものを含めて、半数をフランクフルトに取り返す。そもそもなぜにこれだけの量がニューヨークに預けられているかは、五十年代六十年代のブレトン・ウッズ機構で、貿易の収支をこれで補っていたからである。同じようにオランダなども預けてあったのだが、その122Tは既に取り返したとある。自国に持ち帰ると、その金の質や量などを厳密に管理することになる。

同日の記事に、TTPI反対の中小零細企業のKMUと称する団体の運動について小さく触れてある。ビールの原料供給の業者が遺伝子工学材料に対して危惧したり、民主主義の下のEUのスタンダードの豊かさが失われること、そして秘密主義の交渉やその調停・裁定器官の問題と言い尽くされていることであるが、世界に羽ばたく競争力の強いドイツ中小企業が多い中で、また一方こうした企業が数限りあることも忘れてはいけないだろう。



参照:
国際政治の担保金塊 2013-01-18 | 歴史・時事
保守系経済高級新聞から 2015-10-06 | マスメディア批評
コメント
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