橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

日本自動車博物館

2015-05-16 | ツーリング

「土産物を買ってきてほしい」という依頼を女房殿から受けました。

世話になっている方にお礼をしたいそうです。
ただ、贈り物そうろうではかえって気を遣われてしまうので、「夫がツーリングのついでに買ってきた土産物のおすそわけ」という形にしたいそうです。

大義名分をいただいたので、さっそく出かけることにしましたが、どこへいきましょうか?
世間はゴールデンウイークです。
普段の休日でさえ、新名神・東名のの未開通部分で渋滞が起きるので、西も東もきびしい。となると、北でしょうか?
金沢以東は北陸新幹線開通で沸き立っていますから、石川県西部~福井県が狙い目かな。

案の定、北陸道は混むこともなく、暑くも寒くもなく、さらに風もほとんどなく気分よく走ることができました。
ただ、ひとつ・・・
急に暖かくなったせいか、虫が多い!
ヘルメットに、ウェアに、ズボンに、ライトに次々と当たってきます。

使い捨て紙お手ふきが大活躍です。
 

福井県に入ったところで、


おろし蕎麦
大好物なんですが、なんかイマイチ・・・でした。

そんなこんなで、本日の目的地到着です。


 日本自動車博物館
所在地: 石川県小松市二ツ梨町一貫山40
営業時間: 9:00~17:00 (12月~3月 9:00~16:00)
定休日: 水曜日(祝祭日は開館),12/26~12/31
入館料: 大人(高校生以上)1,000円,小人(小・中学生)500円

大きく美しい建物は「もともと何だっただろうか?」と思ってしまいますが、1995(平成7)年に博物館のために新築されたものだそうです。

この博物館は実業家である前館長のコレクションを展示してあると聞き、
「金持ちが道楽を自慢したいだけだろう」
「まあ、たいしたことないだろう」
とタカをくくっていました。

しかし、一歩館内に踏み入っておどろきました。
とにかく収蔵台数が多い!


館内は三階建てで各フロアもかなり広いのですが、台数が多すぎるため、間を詰めて置かれて、まるで中古車販売店のようです。
さらに、一部には中二階がつくられています。
 

数ある展示車の中から、主観的に何台かを紹介します。

私が乗り始めた1980年代のクルマ



日本車が(二輪車も)最も元気だった時代じゃないでしょうか。
いい時代に生まれたと思っています。
もし、今、生まれていたら、ゲームヲタクで美少女アニメ見て「萌え~」なんていっていたかも(汗
ちなみに、展示車のナンバープレートは生産年となっています。


ダイハツ シャレード ディーゼルターボ 1985(昭和60)年
30年たった今、またディーゼルやターボが流行るとは・・・
時代は繰り返します。


ロータス ヨーロッパ 1974(昭和49)年 イギリス
スーパーカーブームの立役者のひとつですね。
黄色は初めて見ました。


マツダ キャロル 4ドア 1966(昭和41)年
子どもの頃の印象は強いもので、このクルマには黒い大きな革鞄を持ってお医者さんが往診するイメージがあります。
当時は、ダイハツ ミゼットやマツダ K360といった軽三輪車が多く、医者でもこのくらいの車を所有するのが精一杯でした。


マツダ 三輪トラック T1500 1962(昭和37)~1970(昭和45)年
流線型のボンネットがかっこいいです。
三輪車は小回りが効くため、トラックでは長い間使われました。


日野 ルノー 4CV PA61 1960(昭和35)年
日野自動車がライセンス生産していたのですが、重厚で且つかわいいデザインですね。
現在のコンパクトカーのプラットホームを使って、復刻版出してみたら売れると思うのですが・・・


フィアット 500 1973(昭和48)年 イタリア
いわずとしれたルパンⅢ世の愛車です。
現在でも、キープコンセプトされたモデルが生産されているのは立派です。


紅旗 1967(昭和42)年 中国
毛沢東時代の中国要人用の公用車です。
おそらく、一般に売り出してはいないでしょ?
こんなクルマが日本にあるとは驚きです!


チェリー・クーペ 1971(昭和46)年
カッコイイです。
子どもの頃憧れました。
その頃は斜め後方の視界の悪さなど知るよしもありませんでした。


バモスホンダ 1970(昭和45)年
前面以外は幌というユニークな軽トラック
珍車扱いされていますが、けっこう農作業で使われているのを見かけたことがあります。
今の安全基準では、二度とつくられることはないでしょうね。


スズキ フロンテ GL-W 1971(昭和46)年
スズキを代表する軽乗用車のフロンテの三代目
フロントマスクが新しいアルトに似てませんか?先祖返り?


ダットサン ブルーバード 1200  1961年(昭和36)年
ずいぶん後に、父が中古で買いました。
我が家で始めてのマイカーです。
・・・・・って、あれ?コロナだったかな?
だんだん記憶が曖昧になってきました。


くろがね四起 1941(昭和16)年
旧日本軍で使われた四輪駆動車です。
なんとジープよりも6年早い1936(昭和11)年から量産されていたそうです。
しかし、高いところに展示されており単焦点レンズではこれが限界です。


クライスラー・インペリアル 1935(昭和10)年
ラジエーターグリルにとってつけたような慶應義塾大学の校章
戦前、警視庁で使われていたクルマを、戦後まもなく慶大モーター研究会へ払い下げられたそうです。


オペル カデット 1966(昭和41)年 ドイツ
オペルは質実剛健なイメージで好きなメーカーだったのですが、国内では見られなくなりました。


ボグゾール ビクター 1961(昭和36)年 イギリス
日本ではほとんど知られていないメーカーの車は展示されていました。


トラバント 1965(昭和40)年 東ドイツ
ベルリンの壁崩壊まで、基本設計を変えずにつくられ、共産主義の象徴のように報道されたクルマです。

先日訪れたトヨタ博物館は自動車史を飾った名車が展示されていましたが、ここは何でもかんでもとにかくいっぱい集めてありました。
今まで見た自動車博物館の中で、展示車数はタントツ一位です。

二輪車も置かれていましたが、こちらはこぢんまりと・・・
あっ!W1だ!
 

しかし、コレクションはさらに続き、
たくさんミニカー
 

各階には世界のトイレまで!
 

こちらはスウェーデン製です。
 


さて、日本自動車博物館を後にして昼食をとりました。
小松市は石川県ですが、福井県との境にあるので、
昼食はやっぱり、越前名物


おろし蕎麦

しかし、こちらも何か物足りない・・・
おろし蕎麦は私の好物であり、あちこち食べ歩いているうちに、舌が肥えてしまったようです。

そうそう、この日の目的はお土産を購入することでしたね。
ヨメさんからの依頼は「2.000~5,000円くらいのもの」ということでした。
このぐらいとなると、お菓子のたぐいは見つかりません。
しかも、先方の家族が少ないので、量を増やしても喜ばれないでしょう。
となると、酒でしょうか。
これならば、ピンからキリまであります。


とりあえず、値段で選んでみました。
話を合わせるため、自分も飲んでみたいと思い、1本余分に購入しました。
最も私は、普段一升2,000円未満の酒を飲んでいる人間ですから、四合2,500円の酒は貯まらなく上手く感じました。

ところで、土産物屋のおばちゃん曰く。
「横にすると瓶が割れやすいので、縦にして持って帰って下さい。」
え~!バイクなんですけど・・・・
でも、大丈夫。
先日購入したサイドバックに入っちゃいました。

このあと、勝山市を観光し、九頭竜川に沿って郡上八幡へ向かって走る計画でした。
しかし、出発時に「岐阜県は午後崩れ、一時雷雨を伴うでしょう」との予報だったので、再度確認しました。

すると、
 

「雨はすぐそこまで迫っている!」

根性なしの橋吉はすべての計画を打ち切り、とっとと高速道路に乗って帰ってしまいました。
二輪車ETC車載器購入キャンペーンの還元金があるもんだからいい気になっています。ハイ。

図らずも往復で300km超走ったので、SR400の高速道路インプレをしたいと思います。

80~90km/hまではトルクでぐいぐい加速しますし、巡航していて快適です。
しかし、100km/hぐらいになるとエンジンの振動が細かくなり、不快に感じ始めます。
さらに速度を上げようとすると、エンジンも苦しそうです。

しかし

いつの間にか慣れて平気になってしまいました。

あんまり期待していなかったシートですが、大変疲れにくいです。
SILVERWINGと比べてもお尻が痛くなりにくいです(乗車姿勢の違いから来るのかもしれませんが)。

デフォルトで最弱にしてしてあったリアサスは、中間の強さにしたため、高速でも乗りやすくなりました。
とはいえ、安定性に欠けるので、SILVERWINGと比べ車線変更時は速度を落とす必要があります。
また、追い越し加速も鈍いため、後続車との距離が充分あるのを確認する必要があります。
最高速度は140km/hぐらいといわれていますが、とてもそこまで上げる気になりません。
つまり、常識範囲内での走行する分には何にも問題ありませんが、それ以上は望めません。
250ccバイクといしょならば問題ないが、やんちゃな大型バイクとでは置いて行かれるでしょう。
速度違反で捕まる心配はかなり減ったとは思います。

コメント (8)
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