橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

石榑峠にて

2015-05-30 | ツーリング

少しずつ夏の遠征の計画を立てております。
せっかく遠くに出かけるのだからと、計画を盛り込みすぎると窮屈ですし、貧乏性なのでガラガラではもったいない気がします。
まあ、立案するのも楽しみのひとつです。

ある週末のこと
たまには、無計画で行き当たりばったりの旅も良いかなと思い、あてもなく家を出ました。

暑くもなく、寒くもなく、風もなく、日差しが強いわけでもなく、渋滞もなく、実に快適に走ることができました。

三重県と滋賀県の境にある石榑峠にやってきました。
新緑をバックにして、バイクの写真を撮って見たかったのです。



いかがでしょうか。

さて、再びSRにまたがり、エンジンをかけようとしたのですが・・・かかりません。
キックスタートしかないSRですが、FI車ということもあり9割以上は一発でかかります。たまに、気を抜いていると失敗することもありますが、それでも2回目には始動できるのですが、この時は何回試みてもかかりませんでした。

「いったん拗ねるとなかなかかからない」
話には聞いたことがありますし、路肩で一所懸命キックしている人を見たこともあります。エンジンが熱くなっているとき、標高が高いときはかかりにくいことが多いようです。

まあ、急いでいるわけでもないので、しばらく休憩して様子を見ることにしました。

ところがです。

しばらくすると、無人のSRがずるずると前進(;´゜д゜`)エエー!
下り坂に駐めたため、サイドスタンドが効かなくなり、動き始めてしまいました。
慌てて押さえようとするも、間に合わずコケてしまいました。

ショックとさきほどのキック不発のため疲れがどっと出てきましたが、全身の力を込めて引き起こしました。

心を静めながら、破損箇所のチェックをします。

クラッチレバーが折れて、グリップが擦れています。
 


シフトチェンジレバーが少し内側に曲がりましたが、走行してみて違和感はまったくありませんでした。そう言えばもともと少し内側に曲がっていたような・・・・そういうことにしておきましょう。
ウインカーにも若干すり傷がつきましたが顔を近づけなければわからないレベルで、これも気にしないことにします。
幸いなことに、タンクやクランクケースは全くの無傷でした。

クラッチレバーは新品に交換します。
グリップはいずれ貫通型に交換する予定だったので、これも気にしないでおきます。

最小限の被害で良かったです・・・・が、問題は他にあります。

エンジンがかからないことです。

スロットグリップを少しあけてキックしたり、戻してキックしたり、デコンプを使って燃焼室内の混合気を入れ替えたりしてみたがダメでした。

点火プラグをはずして点検してみました。


そろそろ替え時でしょうか。
ただし、カブってはいないようです。

さらに、坂道を利用して、押しがけにチャレンジしてみましたが、これもダメです。

ほとほと困りました。
汗だくになり、心折れてしまいました。
ツーリングを中止して帰りましょうか?
それでも、エンジンを始動しなければなりません。
JAFを呼ぼうか?
でも、もう一度時間をおいて、クールダウンしたところで始動を試してみることにしました。

待っている間にネットで「SR エンジンがかからない」なんて検索してみました。
そこで「あわててバイク屋さんを呼ぶ前に」というページを見つけました。
まさに、今、私の状態です。

なになに、「以下の項目を確認してみよう。」と書いてあります。

1.ニュートラルに入ってる?
これはOKです。

2.サイドスタンドは払った?
SRの場合、ニュートラル以外のギア位置でサイドスタンドを出すとエンジンが止まる安全装置がついています。しかし、これも問題ありません。

3.燃料コックがOFFになっていない?
これも確認しました。しかも、いったんOFFにして再度ONにしてみましたが、ダメでした。

4.チョークレバーの位置は正常?
SR400もFI車はオートチョークなんです。

5.キルスイッチがOFFになってない?
あっこれ!確認し忘れていました!

キルスイッチが原因ならば、話は早い。
ですから、「どうかキルスイッチが原因であってくれ」と祈りながら確認しました。
すると、


あ”~!
ということで、「RUN」の位置に戻してキックしたら一発で始動できました。

今回参考にした情報はLady's Bike+という女性バイク誌のサイトです。
そこには、

出先で一番困るトラブルの一つが、エンジンがかからないこと。ついさっきまで元気良く動いていたのに、急にかからなくなるなんてちょっと焦る。「帰れなくなるかも…」なんて考えが頭をよぎったりして。でも、実はベテランライダーにだって「キルスイッチを切ったままだった」なんてよくあること。

と書かれています。
まったく、その通りでございます。

クラッチレバーは折れましたが、走行に支障はなく、そのままツーリングを続け、琵琶湖に到着しました。

昼食をとって、


琵琶湖大鮎天ぷらうどん
もちもちした麺は美味しかったです。
ただ、天ぷらにすると鮎だかなんだかわからなくなります。

琵琶湖博物館を見学して帰りました。

 

帰路は新名神・東名阪と高速道路を100km弱走行しましたが、先日取り付けたスクリーンの効果はあるようなないような・・・はっきりとは実感できませんでした。


そして、翌日


さっそく、クラッチレバーを買って、


取り替えました。

さらに、バイク用品店の帰りにUNIQLOに寄って、Tシャツ買っちゃいました。
 
 

転んでもただでは起きません。

コメント (16)
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