光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

北回り街道漫歩

2008-04-09 18:59:16 | 散策
  いつもと同じような建物があって、道も同じである。大きな建物を出る。このときは少し、安心し、すっきりとし、がまだまだ安心出来ないという思いがある。なかなか思い通りにはいかない。そうゆう風に世の中は出来ている。

  でも、そんなことが杞憂であったと思うときがある。自動ドアを出たときに、明るい空と、それから、今からという方々が、そのドアから入って来られるし、それから、これまでは、冬だったからか重たい感じの衣服が地味に目立った。それが、はっきりと、春のそれに変わっている。杞憂だった、そうゆう瞬間。人の顔もちょうど逆光であるが、なんとなく微笑んでいるような気配が漂う。ただ、こちらの体の調子はというと、やっぱり体は重く、足取りに元気はない。シャキッとしないのである。まーいいか、あとは、薬局だけだし。

  春の4月は、なにかと変化がある。もうわかっているものはいいが、それでもやはり初めて、その変わりように気付くと、ときにドキッとする。値段が上がった、そうゆうことが多い。少し暑い気がする。水は普段から大目に取っているような気もするが、少し歩くと、また緊張もすると、水も飲みたくなる。薬局に入って、ここは迷うことなく、水の入ったマイボトルを開けた。もう2年間使っている。何かあると、このマイボトルを使う。中身は水道水。
  それを飲むと、先に来ておられた方が暖かくなりましたねといわれた。そのとおりであって、私もそうですねという。水はこまめに補給しないといけないと思う。理屈はわからないが、やはりこれから気温が上がるときが多く、適度に水が補充できる環境にあれば、それをやったほうがいい。どこにトイレがあるか、わからないところだと、なかなか安心も出来ない。病院などではあまり水を飲むこともないが、しかし室温が高めに設定されいるし、また緊張も付きまとうが、一口くらいの感じで、水を飲むようにしている。変に我慢するのは止めた。

  そこを出てからも、まだ冬だった3月とは違って、明るい感じがする。歩く人もその数が増えて、これはメタボリック・シンドロームを気にしているからか、というとそうでもなさそうで、颯爽と歩いてゆかれる。そんなものは眼中にない。この一ヶ月の変化は、まずは人の数に表われ、それから人の服装の軽さに表われた。
  そちらに気を取られるわけにはゆかない。歩く目的の一つは、まずは、この北回り街道、この言葉が似合いそうなので、そう呼ぶことにした、を飾る植物のありようを見ることである。何だか、嘘みたいであるが、この道が歩くのに、またぼちぼち世間話をしながらの散歩に適しているように思えた。




  大きなシモクレン、がすぐ目の前にあって、まずはびっくり。これはなかなか迫力があった。一つだけというのが惜しい。3本立って欲しい。まずはこれで、気分は回復。




  新緑といっていいものがあった。ケヤキの大きなものにも、少し緑が見える。この木は、なんだかちょっとケヤキとは違うようである。でも、もうこれだけ緑がびっしりと見えている。

  「シデコブシ」やがなー、溜息とそれと安堵と、それとここにもあったのかという喜びが、ごっちゃになった。




  都会のシデコブシ。ちょっと高目の木であってこの角度がちょうどいいように思える。




  今朝か、きのうか、まだ開いたばかりのシデコブシ。

  ちょっと暗くて冷たい感じのする道であったが、だいぶ印象が変わった。あとは、街路樹が増えることを願うのみ。  

キカラスウリの実は、どうなったか

2008-04-09 16:38:24 | 散策
  まだまだ、キカラスウリの実を見ている。
  見ているということは、その実はまだ梅の木にぶらさがっている?。
  そのとおりで、まだまだキカラスウリの実はぶらさがっている。
  しかし、少しずつその数は減っている。

  ときどき、ここに出している、そのキカラスウリの実も、
  まだまだぶらさがっていて、それが落ちる気配は、今のところ
  ないようである。えらく、長持ちをしている、そうゆう印象を受ける。




  3月15日です。ちょうど、キカラスウリの実から、梅の花が
  咲いているように撮ってみましたが、あまりうまくないみたいです。




  同じ日の、梅の木にぶらさがる、キカラスウリの様子を少し引いて
  撮ってみました。かなりの数がまだ残っています。
  中央上が、1枚目の写真の実です。




  3月27日です。梅の花はだいぶ散ってしまいました。キカラスウリ
  そのものの表情にあまり変化は見られません。




  4月8日、きのうのキカラスウリの実の様子です。実の色が
  少し退色しているようですが、元気そうです。




  4月8日の、全体の様子です。3月15日と比べると、
  右側の大きめの実が、落ちていることがわかります。下に
  ちゃんとありました。

  この先も、中央の実が落ちるまで、観察しようと思っています。
  まだまだ、先の話のようですが。

小さなヤマブキの花

2008-04-09 06:43:56 | 散策
  朝のお天気、晴れ。薄い雲があって、予想より天気は悪い。瓦がじっとりしている。夜中もこの感じがうかがわれて、雨かと思ったぐらい。風は弱目。穏やか。室温12.5℃。

  きのうの宵の時間に、あれほど吹き荒れていた北風がピタリと止まった。不思議。のどかな、星空、春の星空がある。
  朝になった。太陽がすでに顔を出しているが、さほどまぶしくはない。辺りの様子をうかがう。雉がときどき、鳴き声を響かすが、それ以外は静かな朝。こんな明るいと、もう多くの人が朝の散歩をしている、そう思う。

  ぐるぐる辺りを見て、最後に目が黄色いものを見る。そこに小さな黄色い点状の色を見付ける。ヤマブキかな、ちょっと他の木や草が立て込んでいて、それでも昔に比べると、スカスカだが、やっぱりヤマブキの花。忘れられている草。

  この黄色い点を見て、きのうそういえば久しぶりに、弓状の、お腹のへっこんだ月を見たことを思い出した。ずいぶんやせている。あれでは、栄養失調だべ。そうゆう感想を持った。月はどこにいった、など思うことはないが、これも暦を見ないとわからない存在である。空がまだ透き通っているからか、黄色と白と、青色の混ざったような、青白いような色合い。月もいろいろに見える。
  今日も朝が来て、こうして、PCを前に座っている。不思議な感じもする。これにも、慣れてしかし、どうしていいものか、いつも迷ってしまう。これもまた、醍醐味。