光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

なかなか聞けない話し

2008-04-12 18:54:07 | 散策
  冷たい北風が外に出ると吹いていて、これは少し予想と違った。
  姉がやって来てくれて、急いで外にでる。その瞬間ブルッと来るものがあって、あまり体調もよくない。姉が何かがないから探して、などいっている。これは、あまり聞かないほうがよさそうなので、さっさと荷物を運んだ。北風である。

  世の中の、なかなか聞けない話しというのは、やはりある。近しい親戚の方などいれば、その土地のことなどが大体把握出来るようで、しかしそうゆう方がいる可能性は少ないと思う。また、実際の話し、親戚筋にもいないようである。大体が、個人的なものに留まっていて、いわば孤立している。疎外まではいかない。それ以上の何かは聞くことは出来ない。
  ときどき、車に乗る。すると、ほどほどに運転手さんの話しを聞くことが出来る。そうゆうときがある。また、無口な方もいるから、それは判断が必要になる。適度に相槌をうってくれる、そうゆう方が一番いいし、またときに、運転がおろそかになってはいけないが、ポロリと、なにやら愚痴が出ることもあれば、珍しい話しを聞くことも可能だ。ただ、今時の、車の運転手さんは、いい話しはないといってよく、安全運転でいってくれるのが、最善か。
  珍しく、女性の運転手の方で、少し新学期ですねなど話していると、その方もお子さんが新学期で、それから話しが止まらなくなった。そちらは、こっちと反対側のほうであって、いわば人口が増えているところであって、昔は、やっぱりそれほどたくさん人は住んでなかった。だが、やはり時代の変化は今も続いて、と言うか今が激しく、なんと学級数が増えていてという話しが出た。なんかヨダレが出そうな話しではないか。子供さんの数が増えて、また、1学級の定員はそんなに増やせないらしく、それゆえ学級数は増えてということらしい。
  少し昔だと、廃村が問題になった。わざわざ、都会から子供さんを預かる、山村留学などあったが、それが嘘みたいな話しだ。それで、学校をどうするなどの話しになるかというと、それが違って、それ以外のやはり自分の得意とする交通に関する話しになって、その後もこちらが相槌をうたなくても、話しは途切れず、これは少し困ったことになったなど思った。
  しかし、そうゆう話しは、それこそそこに住んでいて初めてわかるもので、これは聞いていて損はなかった、と思った。無事、目的のところについて、少しホッとする。
  自分の知らないことが一杯あるなー、感心する。人との話しというものは、ときに止まらなくなるもので、また話し好きな方は、これはいい相手にめぐり会ったと思い、途切れることなく話しをされる。この中には、聞いていて、これはいい話し、知っていて損はないという場合がある。ただ、すべてがそうではない。どうも聞かないほうが、というものもある。しかしまずは、聞かないとわからない。

  何だか、聞いていてよかった、あるいは得をする場合と、それよりも雑音だらけで、これは感心出来ない、その両方があって、今回は、なるほどねーなど思う話しをたまたま聞くことが出来た。最後になって、トーンがダウンするのは、どうしてか。少し疲れ気味。


  花が咲けば落下する。木も、年をとると、妙なことになる。




  古木の裏側、というか、こちら側が南で、日が当たるところ。そこに、こんな状況がある。よく見ないと、わからない。他にも、木の年齢に応じて古い傷はかなりある。




  ツバキの花は地面からは出て来ない。しかし、そのように思える光景。

  朝から、きれいどころの花々を眺めていると、さすがに少し変わったものが欲しくて探してみた。適度なものというと、なかなかない。

名残の春の花(5)

2008-04-12 09:54:10 | 植物・花(春)
  三杯目は、ではなくて、三回目はそっとだし。

  写真の不思議。こんなものが写っている!というときがある。
  目には見えていないが、写真になると、一目瞭然。

  シデコブシを見つけたとき、一瞬舞い上がった。
  シデコブシで、しかしベニコブシの可能性も高い。
  それから、またシデコブシにあう。




  左側に、シデコブシか、あるいはベニコブシがあって、その右側を
  見ていると、なんだか緑色の花を付けている木がもう一本ある。



 
  少し拡大してみる。緑が薄めで、あるいは光が強すぎるからか
  よくはわからないが、輝いているし、こっちも興味深いものがある。
  何の木かな。


  こちらが、シデコブシのようだ。




  大きな舗装道路の街路樹の花。淡い桃色があるが、白が基本。シデコブシ。 

名残の春の花(4)

2008-04-12 09:28:52 | 植物・花(春)
  今日は寒空。雨が降らなければ、歩くのにはよさそう。
  お花見だと、寒いかも。
  カエデ、それから柿の木の葉っぱの芽が、大きくなっている。
  1日たつと、その変化がわかる。
  ツバキの花には、ヒヨドリがいる。


  それで、ツバキ。



  こうゆう感じのツバキが、今ようやく咲きだした。この花も最近のもの。




  少し大きすぎるツバキですが、この花そのものがかなり大きく、
  きのうもこのツバキを見て来ましたが、何と花が重いからか
  ほとんどがうつむいています。なんとも、もったいない。
  その木の適度な大きさと重さの花があるようです。




  ボケの花。




  もう一つ、ボケの花。たくさんの花を付けています。

  きれいでもあって、清楚な感じもする花なのですが、ちょっと名前が。
  まー、これも慣れの問題かな。もっと怪しげな名前の花もあるようで。  

名残の春の花(3)

2008-04-12 09:08:59 | 植物・花(春)
  草むしりをやった。雨のあとで、加えてさほど草は多くない。
  嫌だけど、やった。タンポポのようなものは、うまくいくと
  根こそぎ取れる。しかし、もう一種の、緑のものは茎だけがちぎれる。
  スギナ、ツクシの親。母は強しというところ。なるほど根っこが
  下へ横へのびている。アカンか、上だけちょん切った。
  小さいタネの芽を探す。ありそうで、ない。
  虫が横たわっている。背の赤い虫。これは去年見たな。まだ小さい。


  名残の花。



  なんだろうか。それにしても、派手。肉眼ではこんなには見えないが。



  
  花の数は、それほどない。これくらいでよかった。ピカピカ。




  もう一枚。お名残惜しゅうございまする。




  下側から。光が強すぎることも、ピカピカの要因のようですね。

山肌萌え

2008-04-12 07:04:18 | 散策
  朝のお天気、どんより曇り。雨雲のようなのが北から南へ、流れている。あまりいいお天気ではない。寒そう。室温は、14℃もある。

  雨が降れば、傘がいる。
  近くに、丘陵のようなものがあって、これは少しずつ隆起していると言う。見ている限り特に変化はなく、そんなことは微塵も感じない。名前もよくあるもの。この丘陵が、ぐっと近くに見えるときがあって、その一つが雨上がりの、透明度のいい状態。今はちょうどこの丘陵の桜、なに桜か知らないが、その桜が咲き始め一部満開で、山肌が萌えている。桜は、ここで見ているものは白いといった方がいいが、また、花見どころのある川の桜もかなり白いが、この丘陵のそれは、薄い桃色を呈している。こちらからは、西斜面が見えるが、新緑の時と、この桜の季節のときは、なかなかきれいで、いい眺めだと思う。ただ、田舎の感じはまったくない。そうゆう点からいうと、もっと都会の山に近いところの方がぐっと田舎な、桃源郷の感じが残っているように思える。

  今は下から眺めているが、ここには何度も登った。登ったと言うほどでもないけれど、やっぱり登った。ここから見る、東側に位置する北アルプスの眺めも見事であって、3000m級の山のすぐ下が、高い建物も林立する街になっていて、高峰と都会が連続的につながっている。これも不思議な光景である。山が近い。またその先の海もすぐに深くなっている。
  高いところは、その下が穏やかな斜面なら、さほど高所恐怖感はない。なら、出来るだけ高いところにいって、眺望を楽しみたい。あの建物は、むかし住んでいた辺りのものだ。電車が走ってゆく。線路が分岐している。あそこが、高山本線との分岐点か、こっちに曲がることが多かったなー。そういえば、高山本線は、まったくの鄙な感じのする路線で、その先の山間を走るときの風景のよさは、飽きることがない。色々、思い出すことが多い。

  山肌が萌える。なかなかいいものである。西にまた小高い山、それから県境の山が見える。こちらから、萌えるようなものはなかなか見えない。ちょっと遠すぎる。平坦なところに住んでいると、たまに高いところに行きたくなる。少し天に近付いて、いい気分になれそう。