田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

たった一度しかない人生を、 本当に生かさなかったら…… 麻屋与志夫

2020-12-02 11:34:43 | ブログ
12月2日 水曜日
●郷里の文学者山本有三の名言。
『たったひとりしかない自分を、
たった一度しかない人生を、
本当に生かさなかったら、
人間、生まれてきたかいがないじゃないか』

●わたしが木村学司先生の門をたたいて弟子入りしたのは30歳の年だった。学司先生の明治大学からの恩師が上記の山本有三先生だ。それいらい学司先生は有三先生の門下生だったという。お二人のエピソードはこの際省くとして、わたしは有三先生の孫弟子ということになるのだろう。まったく不肖の弟子だ。

●栃木駅の北口広場の一隅に上記の名言が刻んである文学碑がある。

●人生は一過性。GGの年になると毎日なにが起きるかスリルがある。ともかく経験したことのないことが突発する。脳梗塞もそうだった。なんの前兆もなく瞬間、口がきけなくなった。

●自分の意志ではなんともならいない。悔しい、悲しい、歯がゆかった。「意志ではなんともならない」と診察してくれている先生に言ったところ「医師ではなんともならない」と誤解されて困ってしまった記憶がある。一晩で口がきけるようになった。助かった、という実感とともに枕をぬらした。

●でも患ったことによって「たった一度しかない人生」という言葉が、実感をともなった。

●ボケないで、こうして文章をつづり、小説を書けるありがたさを痛感できる。

●人は誰かを助け、誰かに助けられているのだと、しみじみと思う今日この頃だ。

●生ある限り、書き続ける。

●わたしの作品は角川BOOK WALKER 惑惑星文庫で読んでいただけます。

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尾羽打ち枯らし、GGの目に涙。 麻屋与志夫

2020-12-01 11:51:07 | ブログ
12月1日 火曜日
●暦が師走となった。唐突ながら――武運長久という四字熟語がある。GGには文運長久。一年間の創作活動をこの時期になると総括するのが習慣となっている。怠惰なじぶんにあきれながらも、よくまあつづいているね、と、褒めてやりたい気もしないわけではない。

●書きかけの原稿がおおすぎる。早熟晩学というがGGの作家としてのスタートは同世代の仲間と比べても早いほうだった。はじめて原稿料をもらって、その金で飲んだ時にはうれしかった。と……書きたいのだが、何に使ったのか忘れてしまった。たぶん病気の母の医者の支払いにあてたような記憶がある。

●綾小路きみまろ師匠のあまりにも有名な台詞。「あれから四十年」というが、GGの場合は原稿料にありつけないこと二十と七年。なんとか、小説を書き続けている。発表するあてもない小説の自己添削を繰り返していると、涙が頬をぬらし、屈辱感に歯くいしばる。おかげで、歯はぼろぼろ。生活は尾羽打ち枯らすありさま。

●自虐的になり「卒塔婆小町」ならぬ、「卒塔婆GG」という作品を書く予定だ。かつては作家としての末席をけがしていた夢がすてきれずボロ服を身にまとい町を彷徨っている男の話だ。

●ことしはREMOVERだけが新作。仮題「殺人鬼の故郷」と「黒髪颪の吹く街で」をほぼ書き上げた。

●この一年。ぼけないで、小説を書き続けられるだけてもありがたいとことだ。……と思うことにしている。



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