田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

池に投げ込まれた小石。 麻屋与志夫

2020-12-22 09:07:29 | ブログ
12月22日 火曜日
●寒くなった。朝の室温が三度。古い家屋で隙間風がはいってくる。雨戸はなく普通のガラス戸だからだろうか。防音サッシュにすれば外の寒さも防げるのだろうか。

●ともかく、これから黒髪颪の吹く街の寒さに耐えて生活していかなければならない。

●家の中に引きこもるのには、なれている。昔から、隠棲しているようなものだから苦にはならない。昔からといっても、ここ五十年くらいかな。主宰していた同人雑誌をこころない同人の仕打で、廃刊においこまれ、その悲しみからいまだに立ち直れないでいる。

●池に小石を投げ込む子どもには、それは単なる遊びだろうが、池の中の生物にとったらいい迷惑だ。いらいわたしは田舎町での文化活動には消極的になっている。あの同人誌を継続するために古本屋さんに売却した本のことを思うと悲哀はいっそう深まる。

●冬になると、いつもあの時の、同人雑誌を廃刊と決めた瞬間の悲しみがこころに突き刺さる。意地悪をする男にとっては、ただ単なる嫉妬にかられた行動なのだろうが……わたしにはそれ以後の行動の規範を揺るがすような事件だった。

●なにか極めて個人的な、それも形而下的なことを書いてしまつた。

●だれしも、ほんの些細なことと思われるようなことで、人生を狂わされることを経験しているのだろうが……。そうしたトラウマからどうして、どのようにしてぬけだしているのでしょうか。どうしたら、わすれることができるのだろう。

●わたしの作品は角川BOOK WALKER 惑惑星文庫で読んでいただけます。

麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。

カクヨムサイトはこちら

  今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする