田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

時雨。床の軋み。黒髪山。麻屋与志夫

2020-12-06 08:21:29 | ブログ
12月6日 日曜日
●晴天がつづいている。いつもの年であったら、黒髪山(男体山)颪のなか、さっと曇ったと思うと時雨かふりかかってくる。傘を用意してなかったら、道路沿いの民家の軒下を借りて雨宿りをする。それが今年はまだ時雨らしい時雨にはあっていない気がする。

●曽良に「剃り捨てて黒髪山に衣替え」の句がある。

●黒髪山は毎日GGが仰いでいる日光男体山のことだ。「幡随院長兵衛の肩のような男体山」GGが初めて擬人法で書いた文章だ。八十年近くも前のことだ。当時牛込区津久戸小学校から集団疎開してきていた友達に褒められた記憶がある。大田、小林、福田。奥村君たち元気だろうか。曽良に「剃り捨てて黒髪山に衣替え」の句がある。

●あれっ……なにを書こうとしていたのだ。はじめから書こうとした話題からそれてしまっている。晴天がつづき、家の中が乾燥してきたことを書きたかったのだ。そうなのだ。乾季に入り部屋が乾燥してヒノキの一枚板の古びて黒光りしている床がギスギス軋むようになってきた。

●GGなので、ごたぶんにもれず、トイレがまめだ。老齢になったので耳ざとくなった妻を起こさないように、抜き足差し足、忍足でできるだけ音をたてないように歩くのだが、イジワル、なんで軋むのだよと声をかけたくなるような事態が起きる。

●つれなくももれる軋み音。あまりゆっくりと歩いていると、もうひとつ「漏れる」ものかがあるので、トロットトロット。さてさて、老いるとはかくも哀しきことか。

●瞬時に閃いた。これはブログにかける。そのまま起きて、掘りごたつのある書斎に直行。

●このようなブログとあいなった。


●わたしの作品は角川BOOK WALKER 惑惑星文庫で読んでいただけます。

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