田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

散歩の達人地井さん逝く

2012-07-01 06:10:21 | ブログ
7月1日 日曜日

●月がかわった。
でもいますこし足にまつわる話題におつきあいください。

●地井武男さんが逝った。
つつしんでお悔やみもうしあげます。

●「ちい散歩」はほとんど毎回たのしませてもらっていた。
あの庶民的な笑顔がみられなくなった。
さびしくなるな。

●何年か前の「ちい散歩」で日光の滝尾古道が紹介された。
日光は隣町だ。
地元と言ってもいい距離だ。
東武電車で20プンもあれば着く。
さっそく訪れてみた。
いままでしらなかったのが悔まれた。
恥ずかしくなった。
霊験あらたかな雰囲気がただよっていた。
石を敷き詰めた古道の両側には神社仏閣、古い祠、苔むした巨岩、朽ちた大木。
なにもかも古く、霊気がたちこめていた。
GGには目新しくたのしかった。
どうしていままでこんなにすばらしい場所をしらなかったのだ。
もっとはやくからこにこにきていれば。
いい思い出をたくさんもてたのに。
くやんだところでどうなるものでもない。
それからというもの、毎年足しげくかよいつめている。

●地井さんを偲んでまた滝尾古道にでかけよう。

●でも――足のほうは大丈夫だろうか。
痛みはだいぶうすらいでいる。
腰の痛みもとれた。
だが、歩いているとカクッとくることがある。
脚の筋肉がひきつったようにこわばる。
そしてヒザがカクッとなる。
これはもうGGも歳でヒザの軟骨がすり減ったのかな。
などとデスペレートな感情が湧く。
歩く、散歩することの楽しさ。
地井さんから教わったことだ。

●スフィンクスが旅人になげかけた謎の解明ではないが、
いつの日かそれも直ぐそこに三本脚歩行のGGがいる。
そうなのだ。
二足歩行のできるありがたみをこのところしみじみとあじわっている。
いつの日か、杖をつかなくては歩けなくなったらどうしょう。
カミサンと散歩ができなくなったらどうしょう。

●昨日、テレビで新宿一丁目の靴屋さんが話題になっていた。
踵にバネをいれて体重の付加をかるくする靴を販売していた。
「あれ履いてみたら」カミサンに靴の心配をしてもらうようでは、
いやはや……悲しくなる。
生涯ボディガードをつとめるからと誓ったのにな。
体重がGGの半分ほどしかないカミサンは。
外反母趾をのぞけば軽やかな歩みをいまもつづけている。
これはもう減量して少しでも長くあるきつづけなければ。
体重がかるくなればヒザへの負担も軽くなる。
カクッカクッという現象も消えるといいな。
まだまだ歩きつづけたいよ。

●まだまだ。
GGは故郷鹿沼の子どもたちと英語の勉強をしながら共に歩みつづけたいのだ。


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