田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

退学処分にするにしても、自主退学するにしても慎重に。 麻屋与志夫

2022-03-03 07:37:09 | ブログ
3月3日 木曜日
数日前。
「千葉の看護系学校でパワハラか。入学したばかりの一年生の四割が退学」という記事をパソコンのニュース欄で読んだ。当事者でないから、うかつにコメントはできない。
中津君のことをブログに書いているときだった。
中津君が旧制の宇都宮工業に入学して、すぐに教師のパワハラにあって退学処分にあった。
これもいまとなっては、何が起きたのかわからない。
当時、彼は泣いて退学させられたという事実だけをわたしに告げた。
担任教師の逆鱗にふれるようなことがあったのだろう。
それにしても、退学とはあまりに厳しい処分だ。
なにがあったのだろう? 
終戦の翌年のことだから、教育界もすごくむずかしい時期だった。
ただ退学させる方は、その時だけのことだ。
だがせっかくレベルの高い宇工にせつかく進学したのに勉学の道を絶たれた彼の人生はおおきくかわってしまった。
秀才の誉高い彼が学歴に関係のない絵描への道を選んだ。
彼の苦渋の人生のはじまりだった。
兄弟同様のつきあいをしていたわたしには、そばでみていてつらいものだった。
いま受験シーズンにあたり、いろいろなことをかんがえてしまった。


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