田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

カラスの金玉が二個なった。麻屋与志夫

2020-11-29 08:02:11 | ブログ
11月29日 日曜日
●今年は猛暑だったためか、なりものが不作だった。
町の駅でいつも蜂屋柿を買って干し柿をつくるのだが、あまり出回らなかった。
わが家の鉢植えの柿も数個実をつけたていどだ。

●烏瓜も不作。
この地方では「カラスの金玉」なんてあまりかんばしくない呼びかたをする。
毎年のこととなのだが、塀際の庭木の葉が落ちつくすと「あれっ、こんなところになっているよ」と妻に呼びかける。
それまで気づかなかったのに――。
木々の枝にからみついた蔓から真っ赤な烏瓜がびっしりとなっていた。

●ことしは二個しか見られない。
でも、赤く色づいた烏瓜を見ていると師走にむかって時がながれていくのが感じられる。

●毎日たのしみに眺めているのだが、たぶん今年は裏の山もなりものは不作だろうからいつもより早く、カラスや小鳥がきてついばんでしまうのだろうな。
なかみが空っぽになって赤い皮だけが残る。
それも木枯らしに吹かれてしわが寄りちぢんでしまう。
色あせていく。
わが家の庭に晩秋の風が吹いている。
妻は冬ごもりのためにバラの世話をしたり落ち葉はきをしたりちょこまか働いている。
風邪をひかないでよ。


●わたしの作品は角川BOOK WALKER 惑惑星文庫で読んでいただけます。

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