田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

雪の夜青春の日々を回顧し難解な英単語を思いだす。 麻屋与志夫

2019-02-10 07:08:57 | ブログ
2月10日 日曜日 雪の朝

●未明。世界から音が途絶えてしまったように静まり返っている。このtranquilityは雪がつもっているな、とうれしくなって、裏のデッキに面した廊下のカーテンを開けたところ、予期したとおり白銀の世界が目前にある。塀の外は広い駐車場になっている。その先は宝蔵時の塀。広々とした空間はすべて真白だ。

●この静謐な無音の世界と白銀色の世界が、すきだ。むかし、たまたま二階の静謐な書斎から夜の雪景色を眺めていたときに、覚えた単語がtranquilityだった。このできすぎた偶然にわくわくして、小説を書く筆がすすんだ。ハカイツタ――栃木弁。はかどる、仕事がうまく進む。

●書斎でだけ生きているようなわたしはむかしから、つまらぬことに感動する癖があった。

●静謐などというムズカシイ言葉をつかわず、静かな、とすれはいいのだろうが、むかしの記憶をよびさましてしまったので、申し訳ない。

●Man is mortal.人は死すべきもの。mortalという単語もこのころ覚えた単語だ。新鹿沼駅から上京するときに、覚えた。これから上京してうまく勉学の道に進めるのだろうか。いまが運命の岐路。いずれ人は死すべき運命にあるなら精いっぱい都会で作家への道を歩みたいという希望にみちた船出だった。

●バカですよね。このところ、ごたぶんにもれず、夜、トイレに起きてすぐに眠れない。ボケがはじまったらたいへんだ。ムズカシイ単語を寝床で口ずさむことにしている。

●雪の夜。しばらくブツブツと英単語を唱えていたが、眠れそうにない。

●ノウマクサンマンダボタナンアバラテイ。と、気合いをかけて室温二度の部屋で起床。パソコンに向かってかくのごとく。なんとかブログを書き上げた。

●これから、二度寝しょうかな……。眠りは貧しいもののたのしみ、というがホリゴタツの温もりのを感じながらのうたた寝はたのしいものですよ。今日は雪の日曜日。――。





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